デング熱は昔からあります

皇紀2674年(平成26年)9月14日

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140913/bdy140913……
 ▲産經新聞:【デング熱】複数箇所で発生「想定外」…対応後手に

 八月二十七日に国内感染が明らかになったデング熱。私が医療関係者に尋ねて分かったのは、実は以前から毎年のように国内感染者を確認していたのであって、いわば「広く世間にバレてしまった」というのが今回の顛末です。

 デング熱は、ほんの十年前まで生物兵器に分類されていましたが、現在は感染力の低さなどが判明していることから、外されています。

 媒介生物であるヒトスジシマカなどの蚊を絶滅させることは、極めて困難であるため、蚊に刺されないようにすることと、蚊の発生環境をできるだけ抑えることしか手がありません。つまり、明快な予防方法がないのです。

 急な発熱を確認した時点で、落ち着いて病院に行ってください。

 今回の鮮烈な報道から今後気をつけることは、二点あります。すでに国内で存在していたデング熱に対して、私たちがいたずらに騒がないことと、厚生労働省は、訳の分からないワクチン(現存しない)に飛びつかないことです。

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コンビニ土下座が起きる国

皇紀2674年(平成26年)9月13日

 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140912/its140912……
 ▲産經新聞:コンビニ土下座強要 悪質な犯人を震え上がらせたネット民の追及

 大阪府茨木市にあるファミリーマート茨木横江店で、客が店員に対して理不尽な要求をし、聞き入れられなかったとして暴力におよび、ついには謝罪を要求して、経営者と店長らに土下座をさせてしまいました。

 以前にも、北海道札幌市にあるファッションセンターしまむら苗穂店で、店員に土下座をさせた女性が逮捕されましたが、今回も男女二名ずつ計四名(十二日現在)が大阪府警察に逮捕されています。

 はっきり申し上げて、彼らは「客」ではありません。そして、「お客様は神様」ではないのです。

 或る外交官曰く、欧州某国からの来賓が早朝、お忍びでわが国の百貨店に行った際、開店とともに何人もの従業員が入り口に並んで頭を下げたので、気持ち悪くなって入れもしなかったといいます。

 入れればさぞ地階に食品売り場があることに驚かれたでしょうが、何一つ買ってもいない「客以前」の人間に、ただ建物に入るというだけで頭を下げて迎え入れるわが国のスタイルは、たいてい欧米の人たちに理解されません。

 しかし、私たちの多くは、これが「丁寧」であり「日本人らしいおもてなし」だと思っています。ですから、悪いことだとは申しません。が、これが行き過ぎると、暴力的な「客以前」に土下座させられることになるのです。

 韓国の中央日報が、かつて社説に自戒を込めて書いた「大声でクレームをわめいた者の道理が通る歪んだ韓国社会」なるものが押し寄せてきますと、とたんに「お客様は神様という日本社会」が土下座するしかなくなります。朝日新聞社が積年にわたってわめき続けた「慰安婦問題」も、まったくこの図式に当てはまるのです。

 今回の事件で際立つのは、容疑者たちの異様さだけでなく、経営者と店長の後方で一緒に土下座しているファミマ本部のエリア担当とおぼしき社員のみっともなさに他なりません。なぜ彼は、すぐに警察に通報し、経営者らに「土下座なんかする必要はない」と言えなかったのでしょうか。

 本部と加盟店は、ほぼ主従関係のようなもので、この事件動画を見た加盟店経営者たちは、今ごろ頭を抱えているに違いありません。このようなことだから接客業の求人に応募が足りず、短絡的な政府が「人を物のように輸入(移民政策を実行)」しようとするのです。

 利己的な「ありのままの」という教育を受け、蔓延した人間に人間が対応できなくなり、はたらくのが怖くなってしまうというのが、現下のわが国の密かな問題ではないでしょうか。

 しかも謝るべき不正(思想を基にして事実を歪め、煽るなど)に及んでおいて、お詫びもせずに被害者面をし、正そうとした者に法的措置をちらつかせる企業まであるのですから、もうね、やってられません。

朝日社長会見…言論の放棄

皇紀2674年(平成26年)9月12日

※ 本日は記事差し替えに伴い、配信時間を変更しました。ご了承ください。

 露国のエフゲニー・アファナシエフ駐日大使が、政府系紙ロシスカヤ・ガゼタのインタヴューに「周到に準備された訪日計画が狂った」「制裁で日露関係に影響が及んでいる」と述べたことは、一種の観測気球です。

 十一月のウラジーミル・プーチン大統領訪日を実現させたいという露政府側の姿勢は明確であり、妨害する欧米を非難し、わが国政府の「適切な」対応を促しています。

 安倍晋三首相は、これを「(領土問題などで)手土産がないから」なのか、見極めた上で判断しなければなりません。(最新の関連記事=九月八日記事

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140911/crm140911……
 ▲産經新聞:慰安婦問題「アジアとの和解問題として従来の主張続ける」 木村社長

 九月五日記事で申し上げたとおり、朝日新聞社のいわゆる「吉田調書(東京電力福島第一原子力発電所事故調書の一つ)」関連報道は、政府がその誤報を断罪する方向に動き出したため、事態を甘く見ていられなくなった木村伊量社長は、ついに会見を開いてお詫びを口にしました。近く辞任する予定です。

 ところが、短期の過ちで、まだ「対立扇動」の利権拡大がそれほどではない調書誤報を詫びることはできても、長期に及び、すでに日韓の「対立扇動」利権に深く関与したいわゆる「吉田証言(虚言と判明した『従軍』慰安婦のはじまり)」関連報道については、「これからも明確に従来の主張を続けていく」などと強弁しました。

 木村社長の態度から、彼らが甘く見ることのできないさらなる重大な事態とは、積年の意図的な誤報を批判されるより、日韓対立利権の一翼を担ったがために、謝罪してしまうと「死人が出る」ということがよく分かります。

 朝日は、何が何でも慰安婦報道の間違いを謝るつもりはありません

 調書報道でも、朝日の誤報が端緒で、海外で「日本も韓国(セウォル号事故)と同じ」というような報じられ方をしましたが、証言報道はまさに、朝日が他紙にまで影響を及ぼして日韓両政府を突き動かし、瑞国ジュネーヴの「人権屋」活動を生み出して、海外での日韓の歴史認識を決定づけてしまいました。

 もはや朝日は「言論」ではありません破壊活動そのものです。仮にも言論に対して国家権力が何らかの介入を試みることに、私は断固として抵抗しますが、破壊活動に対しては政府が厳格に対処すべきです。

 もう一度申しますが、朝日は決して謝りません。政府に厳格な対処を求め、虚言をもって間違ったほうへ「修正」された歴史を正して回るよう、私たちも積極的に発言しましょう。

 9.21決起集会のお知らせ

朝日・大城・江田・橋下

皇紀2674年(平成26年)9月11日

 http://www.buzznews.jp/?p=178753
 ▲バズニュースジャパン:朝日新聞が販売店に対し慰安婦検証報道について釈明した文書が話題に「捏造は全く筋違いの見解」

 朝日新聞社が、取締役販売担当と同編集担当の名で販売店などに送付した先月二十八日付けの文書は、決して自社の積年に及ぶ大きな過ちを認めず、加害者が被害者を装う類いの悪質なものでした。

 朝日の大誤報に対し、私たちの多くが「慰安婦はいた」が「慰安婦問題は存在しない」と申しているのです。いたずらに日韓対立が煽られたことに、悔しさと怒りを禁じえません。

 文書の中で、この期に及んで「『慰安婦問題そのものが捏造』などと全く筋違いの見解」だの「人間の尊厳を軽視するような論調こそが、むしろ国際社会の中で日本が異端視され、孤立する」だのと書き、ひっそりと配って回る朝日こそが、世界的に見て異端の存在であり、新聞社としてありえないのです。

 十一月投開票の沖縄県知事選挙に立候補を表明している大城浩詩氏(琉球自立独立実行委員会委員長)にしても、わざわざ沖縄県を日本から切り離して韓国軍と中共共産党人民解放軍を駐留させるなどと言いふらして回っていますが、この種の「対立を扇動してメシを喰う輩」を許していてはいけません。

 次元はさらに堕ちますが、旧日本維新の会と旧結いの党の合併話。早速、江田憲司共同代表がいわゆる「旧維新組」との対立を鮮明にしてくれました。新党名ですら、文句を言いあってすぐに決めないのですから、もともと何が「結い」だったのでしょう。

 大阪市の橋下徹市長らにも大いに問題があるのは、今さら申すまでもありませんが、橋本龍太郎元首相を支える能力のかけらもなかった江田氏と、併合相手を取り替えて回る橋下氏らは、実は「改革」や「ぶち壊し」といった言葉が好き同士で、とてもお似合いです。

 わが国を破壊する前に、これらすべて仲良く沈んで消えてもらいたい。

昭和天皇実録…正しい解釈

皇紀2674年(平成26年)9月10日

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140909/imp140909……
 ▲産經新聞:【昭和天皇実録】「ご聖断」ソ連参戦で決意 報告の18分後「終戦」側近に指示 公表の「実録」時系列から判明

 宮内庁が九日に公表した先帝陛下に関する記録は、あくまで「宮内庁がまとめた『昭和天皇像』」です。すでに、今上陛下には奉呈されました。

 大正天皇の記録については、公刊されないまま情報開示請求に対して一部が黒塗りされたほどで、早い話が「煮るも焼くも宮内庁(旧宮内省を含む)次第」という代物に過ぎません。

 それを前提とした読み方以外に、正しい解釈はないのです。

 公表日に合わせて、各新聞社の担当記者たちは、事前に配られていた実録の写しを読み込んだわけですが、皇居東御苑内の書陵部庁舎では、一般の特別閲覧が始まりました。私たちも、事前予約なし(ただし整理券配布)で拝読できます。

 宮内庁は、富田朝彦元長官が遺したとされるメモについて、日本經濟新聞社によってその存在が報じられた事実だけを掲載し、靖國神社が陛下の御親拝を賜れなくなった理由について、特定しませんでした。

 また、先帝陛下とダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官とのやりとりについても、特筆すべき資料をつけ加えなかったようです。

 一方、大東亜戦争終結の御聖断については、時系列の記述があったようで、これらのいずれも私たち臣民(先人たち)が天皇陛下を巻き込み、且つまた利用した政治案件でありながら、いわば記述量の明暗を分けました。

 そもそも臣民の手に負えない事柄を、軽率に公開してしまう必要などありません。

 明白なことに目を向けますと、臣民によって始められた戦争は、それまで臣民によって終えられていたものの、凄惨に終わった大東亜戦争だけが、臣民の尻拭いを、畏れ多くも先帝陛下にしていただいたことになります。先の戦争は、天皇陛下のおかげで終えられたのです。

 ただそれだけです。それ以外のことは分かりませんし、この事実からだけでも、私たちが学ぶべきことは山のようにあります。

 臣民が臣民の手に負えないことに首を突っ込み、先帝陛下を論評するようなことは、再び天皇陛下の政治利用を招き、悪しき歴史を繰り返してしまうのです。まさか「戦争の歴史を繰り返すな」と叫んでいるような人が、そのようなことはするまいな、と。