沖縄の犠牲を何だと思っ…

皇紀2682年(令和4年)6月24日

 特に東京電力管内にお住いの国民は、思わず「ズッコケ」たのではないでしょうか。節電に協力した家庭にポイントを付与するという、岸田文雄首相が打ち出した「そっちじゃねぇよ」な政策のことです。

 東電福島第一原子力発電所事故以来、電力逼迫の対応策が未確定な政府のせいで、電力会社の消費抑制要請に応じた利用者へのサーヴィス(デマンド・レスポンス)は、既に一部の電力小売りで導入されています。

 ところが、今回の政府案で利用者が受け取れる対価(ポンタ・ポイントやナナコ・ポイントなどへの転換で)は、平均的モデルで月にわずか数十円程度です。多くの国民は、猛暑を我慢してもたった数十円なら、熱中症で病院送りになる危険を回避するほうをとるでしょう。

 以前から申していますが、まして製造国たるわが国で、電力の安定供給は必須条件です。これが揺らぎますと、経済全体に与える悪影響(国際的不信)は計り知れません。

 もはや精神状態がおかしいようにすら見え始めている環境利権活動家など無視し、中共に吸い上げられてしまう前にわが国が毅然とガス田開発(成長戦略の一つ)に取り組み、複合型火力発電所新設の音頭を政府がとらねばなりません。稼働までに時間を要しますから「待ったなし」です。

 原発についても、いつまで現行軽水炉型に依存し、信用をえないまま「騙し騙しの稼働」を続けるつもりでしょうか。わが国企業が極めて安全性の高い原子炉を既に開発し、他国へ輸出しているというのに、私たち国民のためには(米国が恐くて?)一向に使用しません。

 それで「ちっぽけなポイント」で国民に我慢を強いる岸田政権は、国民虐待の罪で完璧に有罪です。またポイント管理に関する利権ですか? どこへ委託し、どれほどの税金が投入されるのでしょうか。いい加減にしてほしい。

岸田首相に「帰れ」 市民から抗議の怒号 沖縄全戦没者追悼式

 沖縄県糸満市で23日に営まれた沖縄全戦没者追悼式で、「基地負担の軽減に全力で取り組む」などとあいさつした岸田文雄首相に対し、会場周辺で式の様子を見ていた市民から「帰れ」「沖縄の声を聞いて」などと抗議の声が飛んだ…

(毎日新聞社)

 さて、そのような岸田首相に対してであっても、大東亜戦争末期の沖縄県民の尊い犠牲を悼む式典で、罵声を浴びせ倒してよいことにはなりません。

 先人たちの御霊を招魂し、今日に感謝する、未来永劫の平和を祈る式典ではないのですか?

 そのはずの式典に関連する行事のほとんどが極左暴力集団と関係する対日ヘイトスピーチ(日本憎悪・中共万歳)系市民団体の主催では、到底主旨に賛同できず、近づく気にもならず、つまりは沖縄の犠牲を語ることをやめてしまわざるをえません。

 それは、先人たちの犠牲をなかったことにし、彼らの御霊を愚弄する行為でしかないのです。

 この連中は、先人たちの犠牲になど実は関心がなく、対日ヘイトとそのための破壊活動(テロ)をやりたいだけに違いありません。米軍に上陸された沖縄の犠牲を思えばこそ、毎年繰り返されるこれらの暴挙を決して許すことができないのです。

 また、報道権力がこれらを応援する記事を配信していることにも大いに問題があります。起きたこと、その事実の報道は当然としても、毎度のごとき論評の偏りは、極左・対日ヘイトと同列に並んで私たち国民を傷つける悪行にほかならないのです。

 これこそいい加減にしろといいたい。

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