吉野家前常務暴言、実は…

皇紀2682年(令和4年)4月20日

吉野家役員の「生娘シャブ漬け戦略」発言、早稲田大学も謝罪 「当該講師に講座担当をやめていただくことを含めて検討中」

受講者には責任者からその場でお詫びも伝えていたとのこと。…

(ねとらぼ)

 早稲田大学の社会人教育事業室が主催し、十六日に行われた「デジタル時代のマーケティング総合講座」(日本橋キャンパス=コレド日本橋五階)は、全講座の受講料が三十八万五千円で、四十名程度の受講者に限定されたものです。全講座の受講で学校教育法第百五条に基づく履修証明書も発行されます。

 講師に立った吉野家の伊東正明常務取締役(当時)は、確かに一般には適当とはいえない(とはいえマーケティングの生生しい)表現を用いて牛丼の販売戦略を講じました。本人も発言の直前にそのことを断ったようです。社会人向け講座ですから、生半可な講義にはしたくなかったのでしょう。

 しかし、どうしても納得いかなかった或る女性受講者が事務局にすぐ抗議し、その場で事務局は、全受講者に対して発言内容に関するお詫びをしました。

 本来なら話はこれで終わりのはずです。伊東氏は、何も公の場で発言したのではありません。有料且つ少人数の講座で話した内容の不適切は、すぐその場で改められています。

 ところが、すぐにお詫びを受けたにもかかわらず、伊東氏の発言を公に晒した者がいました。それが「或る女性受講者」の石原佳世氏です。

 彼女のこの行為に対して早稲田大学は、抗議したのでしょうか? 不適切発言があったことと、講座の内容を勝手に外へ漏らしたことは、全く別次元の話であり、今ごろ恐らくバツが悪いであろう早大とはいえ、今後このようなことのないよう石原氏に厳重注意しておかねばなりません。

 吉野家がこれをどう判断したかは、どうでもよいことです。伊東氏の常務解任も、確かに私たちの舌と懐が肥えれば食べに行かなくなるであろう安価な牛丼屋のお詫びがどうであったかなど、この件とは何ら関係ありません。

 自身もソフトバンクでUXデザイナーの仕事をしているらしい石原氏(公開されている情報としてこちらを参照)は、お詫びを受けてなお騒ぎ立てたわけですが、一社会人一社員として、閉鎖された場の内容を外部へ漏らすことの意味も分かっていないのでしょうか。

 私がこれほど厳しい指摘を禁じえないのは、四日付の日本經濟新聞に掲載された漫画『月曜日のたわわ』の全面広告に対する連合国(俗称=国際連合)女性機関の抗議といい、偏向極まりない女権運動がもたらす言論と表現の自由に対する弾圧が近年、ますます酷くなっているからです。

 現在「女性を莫迦にしている」といえば不当な行為も正当化されています。石原氏の行為も、まさにそれでした。この話に飛びついた報道権力も不当行為の共謀に当たります。

 某防虫剤の映像広告では、害虫役が全員男性になっていますが、これが全員女性だったなら即放映中止に追い込まれるでしょう。これが既に性差別なのです。男性だろうと女性だろうと「擬人化された害虫と人間のほんの少し面白いやり取り」という映像表現(アイデア)を弾圧すべきではありません。

 ポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)の世界は、まさに「公平」を謳う一部の集団によって圧倒的多数の個人がさまざまに不公平な思いをさせられるものでしかなく、だからこそ行き過ぎを止めねばならないのです。

スポンサードリンク

『吉野家前常務暴言、実は…』に6件のコメント

  1. 詠み人知らず:

    吉野家の販促会議での話なら何の問題(まともな会社なら発言をたしなめて議録から削除)もなかったでしょう。売るために会社一丸ですから…でも今回はある限られた空間での事とはいえ受講者も吉野家にとってお客さんです。こんな話聞かされて女性がお客になるでしょうか?男より少ない女性客を取り込もうとする戦略の例えとして最悪です。女性受講者の中に吉野家の牛丼が好きでリピーターになっている人がいて「えっ私ってシャブ中扱いなの?」と思ってもおかしくありません。普通に物事を判断出来る人ならこんな発言しません。お客を普段から下に見ていたんだと思います。あの発言が世の中に出て良かったと思います。牛丼家は吉野家だけでは無いので…。

  2. チエ:

    50代の女性です。男女平等です。ですから、男卑女尊の言動も、男性がメディアに訴えたり裁判に訴えることも、今後はあるでしょう。女性優位も差別ですから。男性の方々は遠慮しているのでしょうか?男性の方も、我慢することはないと思います。

  3. 不良ジジイ:

    至極真っ当な内容の発言と思われますが、今のご時世この物言い大丈夫なのか?と、心配してしまいます。

  4. お下品ボキャブラ:

    >牛丼家は吉野家だけでは無い

    ですよねー
    あからさまにカタコトで、具材(肉)を殆ど入れ忘れたり釣り銭誤魔化したり、
    明らかに「カタコト(国の宝上級国民?)だから態度悪くても良い」みたいな
    それこそ、そういう態度が続いて疲弊し見限った「すき家」じゃあるまいし。
    そんな一個人のことで大企業を潰そうとしている特亜組織マスゴミがおかしい。
    今まで、もうどんだけその手で日本の大中小企業を陥れ、手に入れ続けてきたか。
    枚挙に暇がないですよ。ホント。日本はおかしくされて狂ってる何かが進行中。
    ちなみに、すき家の閑古鳥店舗多いですし、いつまでも跡地を汚物屋敷にしとかないで売れって。

  5. けんぞう:

    ヘイトスピーチを許さないと書いているあなた自体がヘイトスピーチをしているぞ。
    この件、身銭を払って受講して差別を受けた受講生が告発することは違和感がない。内容が正しく、公共性があれば、正しい告発であり、法律上も問題がない。
    このような暴言、誤った認識を書くべきではないです。

  6. 遠藤 健太郎:

     コンプライアンスについて論述したもののどこにヘイトスピーチがありますか? ヘイトスピーチとは、法務省が「特定の国の出身者であること又はその子孫であることのみを理由に、日本社会から追い出そうとしたり危害を加えようとしたりするなどの一方的な内容の言動」と規定しています。私が反対しているのは、まさにこれです。

     この記事内容がもしヘイトスピーチだというのなら、この女性がまんまと外部に漏らした内容も、当時講師に対する「個人攻撃」や「ヘイトスピーチ」になってしまいます。しかし、実際にはどちらもヘイトスピーチではありません。

     私の記事は、講師でさえ講義内容を外部に露出してはならないはずのものを受講者が漏らしたことに対し、早稲田大学として対応すべき点を指摘したまでです。

     あなたのような感情的意見など求めていません。今回の件は、ソフトバンクも社員に対するコンプライアンス教育がどうなっているのか、本来であればコメントを求められる事案です。

     吉野家前常務の発言内容については、私も記事中で「適当とはいえない」と申しています。そのこととは別に、事務局の謝罪を受けながらなお勝手に外部へ漏らした問題を申しているのです。そこを切り分けて考えられない程度の書き込みは、今後一切ご遠慮ください。