韓国、尿素水枯渇パニック

皇紀2681年(令和3年)11月9日

韓国内の尿素水在庫わずか1か月分、貨物車・工場全停止の危機

韓国内の尿素水供給問題が深刻化し、自動車、精油化学、鉄鋼、海運など国内全産業界に赤信号が灯った。これから1か月以内に全国の全てのディーゼル貨物車が止まる史上最悪の物流混乱が、現実のものとなりかねないからだ。…

(韓国経済新聞国際版)

 ずっと申し上げてきたことですが、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)感染騒動が起きてようやく多くの国民が思い知ったのは、わが国のサプライチェーンが脆弱であることでした。

 できる限り国産を目指そうと提案しても、保守的内向性であると片付けられてきたこれまでの革新派中心の議論は、中共や東南亜各国の大混乱によって一変しました。

 七日記事でも少し触れましたが、わが国政府の外交や経済産業の方針について、今後は中共に頼ることのないよう性根を叩き直さねばならない今こそ、林芳正一年生衆議院議員みたいな者を外相にしてはいけません。

 自民党の高市早苗政務調査会長が三日は徹夜してまとめたといわれる新しい政策集にも、サプライチェーンの見直しが盛り込まれています。

 現にお隣の韓国では目下、中共からの輸入に依存しきってきた尿素水の枯渇が後一か月に迫り、社会不安すら引き起こしている有り様で、産業用に国産化していたわが国と明暗を分けました。

 製造業全般に於いても、東南亜各国の生産拠点にほぼ依存してきた韓国の民族性(いわゆるブルーカラーを卑しい仕事とするような考え)も相まって、わが国や独米など他の製造国より武漢ウイルス騒動の被害は深刻です。

 農産品も含めてその多くを国産にしてしまえば、高価なものを買えない層の国民が困るという批判も受けたことがありますが、世界各国の経済成長から取り残されたわが国は結局、成長著しい国ぐにや、それらの発注で潤う国ぐにから高い値段で輸入せざるを得なくなっており、給与に反して物価は下落していないか、或いはどんどん上昇しています。

 これが更なる国民経済に与える影響は大きく、そのうち韓国を嘲笑していられなくなるでしょう。

 武漢ウイルス騒動の次に何が起きるかは、まだ分かりません。しかし、大抵のことが起きても対応できるよう自給、自活できる体制を作るのが政府の仕事です。政策で民間に促さねばなりません。

 その民間もつくづく思い知った今こそ、国内生産回帰の好機なのです。

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『韓国、尿素水枯渇パニック』に1件のコメント

  1. 八百万の神の自由:

    > 大抵のことが起きても対応できるよう自給、自活できる体制を作るのが政府の仕事です。政策で民間に促さねばなりません

     全く同感です!
    コロナ渦で、さんざん身に染みたはずなのに、これを他の保守派が言わないのが、情けない。

     先日も橋下徹が「日本は貿易国なんだから、チャイナとは良好に~」とやってました(貿易黒字なんてGDPの割合のわずかなのに)。
    これで財政破綻脳の経団連や企業群が「やっぱ維新」と成る構図が恐ろしい。

     財政破綻論を始末し、通貨を自由に創造できる管理通貨制度の本来の「財政、税制の役割」を取り戻さない限り、内需回復も「グローバリズムの新自由主義からの転換」も成し得ないし、仰る通りチャンスでも在るのに。
     こうしてる間に、どんどんチャイナ含む外資に、土地、建物、企業、技術、公益事業が買い叩かれて行く…

     安藤裕前議員が選挙前に出した選挙後の企業、日本の危機についての動画
    (9分)
    https://youtu.be/6b_8clA3NYg