文政権から逃げ出した国民

皇紀2681年(令和3年)4月29日

韓国、現政権発足後に海外移民が2倍に急増…米国など先進国中心

文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後に海外移民が急増したことがわかった。野党「国民の力」の李周桓(イ・ジュファン)議員が23日に外交部から開示を受けた「海外移住申告者現況」によると、文在寅政権発足後の2017年6月から2020年12月までに2510人が海外移住のために出国したと集計された。朴槿恵(パク・クネ)政権時代である2013~16年の海外移住者が1267人だったのに比べ98.1%増加した数値だ。…

(中央日報日本語版)

 第九十三回米アカデミー賞(授賞式は二十六日)も、ここで近年指摘し続けてきたように極めて政治的な結果に終わりました。一度堕落してしまうと、そう簡単には健全に戻れないのでしょう。芸術と科学技術の分野に政治を持ち込むなといいたい。

 最優秀助演女優賞を受賞したのは、在米韓国人移民を描いた『ミナリ』の尹汝貞(ユン・ヨジョン)さんでした。

 そして最優秀監督賞には、フランシス・マクドーマンドさんが最優秀主演女優賞を受賞した『ノマドランド』の赵婷(クロエ・ジャオ)監督が受賞しました。

 両作品とも未見なので内容の論評は出来ませんが、しかしながらまるで全米で黄色人種がなぶり殺しに遭っていることへの「いかにも米民主党的」パフォーマンスで受賞者が決められていった(アカデミー会員同士が示し合わせた)ように思えてなりません。

 それならまず日本人に対する謝罪と賠償の意を込めて日本人役者のどなたかが真っ先に受賞すべきですが、最近では渡辺謙さんでさえノミネートされただけで受賞はまだしていません。そうです。このような賞レースは、つまるところタイミングの問題だけなのです。

 相変わらず編集が下手で作品の質としては三流だったにもかかわらず奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の『パラサイト(기생충)』なんぞが最優秀作品賞を獲れてしまったのも、ただの「そういうタイミング」でした。

 しかし私たち日本人は、大東亜戦争以降の極端な冷遇と偏見の中でも、黒澤明監督や衣笠貞之助監督、稲垣浩監督の作品がアカデミー賞最優秀外国語映画賞(当時は別名)を受賞してきたことを忘れてはなりません。特に欧州各国で絶大な評価を受け続けた小津安二郎監督や溝口健二監督らも、もはや格調高い世界映画芸術史の伝説的存在なのです。

 そう考えますと後年、恐らく現下の流れは映画史に於いて否定的に論じられるでしょう。数数の韓国映画・ドラマを観てきてユン・ヨジョンさんが非常に巧い役者なのは知っていますが、私はそう思います。それほどあまりにも政治的すぎるのです。

 しかもこのタイミングで出た上記中央日報の記事は、韓国の文在寅(北朝鮮工作員)政権で「やばい」と感じた韓国国民たちがつぎつぎと海外へ逃げ出したことを驚きの数字と共に報じており、映画『ミナリ』の話題に皮肉を添えてしまいます。

 中共人民も習近平国家主席の体制に入ってつぎつぎと海外投資・逃避を進め、現行憲法(占領憲法)を「憲法」と信じて国家防衛の基本がなっていないわが国は、中共に浸食される危機を本格的に迎えました。

 ぼんやりとアカデミー賞の話をしている日本人たちの、何と駄目なことでしょうか。

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『文政権から逃げ出した国民』に1件のコメント

  1. きよしこ:

    多様性だのジェンダー平等だのに配慮した結果か、「ベン・ハー」「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング」のような圧倒的な作品が生まれづらくなったと思います。もしかしたら「タイタニック」のような作品も今公開されれば「白人による白人のための映画」と糾弾され、ろくにノミネートすらされないかもしれません。人種差別は決してよくありませんが、ある程度は出演者の人種や性的嗜好や信教に偏りがあるのはごく当然のことで、そこに闇雲に平等思想を持ち込んだ結果として非常に小粒で中途半端に文芸的というか斜に構えたような作品ばかりとなり、すっかり映画文化そのものに魅力を感じなくなってしまいました。主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンスさんが発表の時に就寝中だったというエピソードがアカデミー賞の終焉を物語っているようで物悲しくなりましたね。