尖閣、撃てないなら先に…
これは長谷川幸洋氏のいう通りです。現行憲法(占領憲法)が占領統治軍「米軍による」わが国防衛を前提としている以上、わが国がわが国を守ることを想定していません。そのようなものを未だに「憲法」としておいて自衛隊法をどうにかしたところで、実際には何もできないのです。
よって長谷川氏のいうように、わが国政府が決断できないせいで自衛隊はほぼ間違いなく「最初の一発」を撃てません。その撃つべき相手は、沖縄県石垣市尖閣諸島の強奪を企み続けている中共の共産党人民解放軍です。
共産党軍は七日、台湾の防空識別圏に戦闘機や対潜哨戒機を十五機も不法侵入させました。台湾外交部の呉釗燮部長は、中共の汚らわしく卑怯な行動に対して「最後まで闘う」と述べましたが、わが国政府にこれをいえる閣僚など誰一人としていません。
ならば、そのようなわが国政府でも即断できることを、私たち国民が推していくしかないのです。それが三月二十六日記事で私が申したことであり、長谷川氏もいっている「尖閣諸島に政府職員を派遣するのが先決」ということになります。
占領憲法問題は必ず解決しなければなりませんが、当面すぐにできることといえばこれであり、中共は今まさに、日本がこれをやるのではないかと警戒し、尖閣諸島近海を不法にうろついているのです。ならばさっさとやっておしまいなさい。
第十一管区海上保安庁と海上自衛隊の簡易施設を二つ建て、双方が独自に交代勤務で常駐すればよいと私が申したのは、いわば冗談のようなものですが、海保と海自の仲が悪いのを逆手にとって「海保は捜査権限のない海自を睨んでいる」「海自は海保さんとは違いますから」といい合って、長谷川氏のいう莫迦な報道権力や野党の「中共と話し合え」の攻撃に対して「中共? 海保が対峙しているのは海自です」ととぼけてしまえばよいのです。
わが国の領土内で中共など関係ありません。そうして海保と海自が協力し、石垣の漁師たちを守ってほしいのです。沖縄を守るというのは、そういうことでしょう!