皇室ヘイトがなぜ悪いのか

皇紀2679年(令和元年)5月2日

蔡英文 Tsai Ing-wen @iingwen

5月1日は私たちの大切な友人である日本にとって重要な日です。平成が終わり、新たな時代が始まりました。30余年続いた平成の時代、台湾と日本は相手を思いやりながら、最良の関係を築いてきました。令和の時代も、台日が互いに最高のパートナーであり続けられますように! #令和もよろしく #台日友好

(Twitter)

 世界各国の指導者から天皇陛下御即位への祝意が届く中、台湾の蔡英文総統は自身のツイッターで、日本語で上記のメッセージを発信しました。繫体字でもこのように発し、台湾の人びと(台湾国民、または中華民国国民と申したいところですが)に呼びかけています。

 ところが韓国では、当時周辺国の脅威から韓民族を守るべく大韓帝國が苦渋の英断を下して締結された日韓併合条約下の高給労働者(異称=徴用工)に問題があるとして日本企業の資産を差し押さえた異常な国家権力判断のもと、原告団が「早く現金をくれ(資産を売却して現金化しろ)」とわめき散らし、もはや「旧」をつけるべきか在韓国大使館(ソウル特別市鐘路区)前で高給妓生(異称=慰安婦)に問題ありとしてきた連中が「天皇は謝罪しろ」などと強烈な対日ヘイトスピーチ(日本差別扇動)を吐き散らしました。

 一方、国内でも東京都内や京都市内などで「天皇制に反対する」という異常な集団行動が見られ、中でも「祝いを強制するな」などと叫び散らしていたようですが、まず「誰に」強制されたのかを語ってもらいたいものですし(その如何によっては、彼らの矛先は報道権力に向けられるべきかと)、そもそも恐らく皇室を指して「天皇制」という存在しない言葉を持ち出して「反対」といわれても、ないものに反対する頭のおかしな連中に何と言葉をかけて差し上げればよいものでしょうか。

 平成三十一年四月三十日記事で取り上げた京都市西京区在住の長谷川薫容疑者も、皇室を批判するような犯行動機に関わる供述を始めていると聞いていますが、それが現行典範(占領典範)と現行憲法(占領憲法)の下で「天皇」ではなく「象徴」でしかなくなったとする天皇陛下の御存在を憂ういわゆる「右翼」なのか、それとも前出のただただ頭のおかしな連中(通称=左翼)なのかまだ分かりません。

 しかし、やはり悠仁親王殿下を直接的に脅かしたという犯行のさまは、仮に国想う右翼とすれば思想と行動があまりに合致せず、反天皇制運動連絡会(反天連)のような「名称からして既に失笑を禁じえない頭のおかしな組織」が背景にありそうです。

 どの国に於いても、どの民族に対しても、先祖以来、或いは長年にわたって大切に守られてきたものを莫迦にするような態度は、人を嘲る行為であり、自身の理性や意思や心情に何らの疑いを持たない傲慢であり、許されざる偏見でしかありません。

 そのような人たちに「人権」だの「平等」だの「平和」だのといわれたくないのです。

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『皇室ヘイトがなぜ悪いのか』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    国と国との重要な合意や条約に関する問題について、「司法の判断に従うまでです」と言って、一方通行の主張のみを展開する韓国政府の無責任ぶりというか、認知の歪みが酷いと思います。

    やはり、韓国政府が「強制労働をさせられた」と主張する人々に対して、補償を行えばよいのではないでしょうか?

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    韓国外相「介入しない」=徴用工訴訟の日本企業資産現金化
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190502-00000033-jij-kr

    「ゴーン疑惑」に対し、日本政府の政治介入を露骨に期待するゴーン氏の親族などもおります。
    本来信用第一で成り立つはずの企業トップの脱税や不正な金遣いに関する「疑惑」を、政治的介入抜きで厳しく追及することは重要でしょう。

    しかし、そうした一民間企業の金の問題と、国家間の合意や条約に基く問題を同列に語る人々がいることが残念です。
    しかも、最近韓国の司法を巡っては、様々な問題が生じていました。