大阪維新の計略に狂い?

皇紀2679年(平成31年)1月26日

大阪市 官製談合疑い 建設局など強制捜査 地検特捜部

 大阪市発注の公共工事の入札をめぐり、市職員が入札業者側に情報を漏らす「官製談合」が繰り返されていた疑いがあるとして、大阪地検特捜部は24日午前、官製談合防止法違反などの容疑で、工事を発注した市建設局(同市住之江区)など関係先の家宅捜索を始めた。特捜部は疑惑の解明には強制捜査が必要と判断、関係先から押収する資料を分析するなどして実態把握を進め…

(産經新聞社)

 産經新聞社記事にある「アエルテクノス」(大阪市中央区)は、現在の商号になる前に二度も倒産した会社であり、そこから最低落札予定価格をさらに漏らしてもらった「ホクデン」(同生野区)という会社が同区巽公園の公園灯の新設工事を請け負っている事例が、該当年月のうち(平成二十七年十一月開札)にありました。この周辺が大阪地方検察庁特別捜査部の捜査のポイントになるでしょう。

 これは、下手をすれば大阪市というより大阪府の問題に発展しかねず、責任を取るべき人物が吉村洋文市長ではなく松井一郎府知事ということになりかねません。

 本年六月の二十カ国・地域首脳会議(G20)と六年後の「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の誘致に成功し、さらに統合型リゾート(IR)の誘致も実はもう決まっているなどの成果をもって居丈高に出ようとしていた大阪維新の会にとって、出鼻をくじかれる事件になるかもしれないのです。

 いずれにせよ、未だしつこい「大阪都構想」で創価学会政治工作部(公明党)ともめ、自民党ともなおもめ続け、旧年内に発足予定だったはずの万博協会もまだ発足できていません。会場となる夢洲の埋め立てが間に合うかも不透明な中、全ての準備が後手に回っています。

 しかし、最も大きな不安は、その動きが謎めいているとされる大阪湾断層にありました。旧年には大阪北部地震が発生し、台風襲来で海上の関西国際空港が水没しましたが、夢洲の周辺がちょうど断層に近く、これがひとたびズレれば震度七クラスの大地震になり、わずか十分で巨大津波が都市を襲います。

 従前想定されていた南海地震による津波襲来は、地震発生から大阪市内で約一時間後から一時間半後とされ、避難の余裕があるといわれてきましたが、大阪湾断層地震では、地震で街が崩れると同時に津波が覆いかぶさり、もう助からないかもしれないのです。

 大阪府内の懸念は、上町断層を震源とする大地震がせいぜいかと思っていましたが、とんでもありませんでした。もしも万博会場が地震で倒壊し、津波に水没すれば、生存者がいるかどうか分かりません。この解決方法は、在日米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古沖にしても、巨大人工浮島(メガフロート)の設置が最善ですが、いわゆる「土建屋利権」が許してくれるはずもないのです。

 そうしてわが国には、無駄なものが無駄に建設されてきました。今回の談合事件にせよ、必ずしも全ての談合が悪だとは思わない私の目で見ても、いわば「在日・同和利権」の臭いが漂うもので、大阪府知事・大阪市長選挙の同日実施を計略する大阪維新を黙って見過ごす気には全くなりません。

 彼らの計算が大いに狂うとすれば、支持者には申し訳ありませんが、同時に同和利権の上に成立した政党の解体へと動かす必要こそあるのです。

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『大阪維新の計略に狂い?』に2件のコメント

  1. 椿:

    私は大阪都構想を早く進めるべきだと思います。
    『大阪都構想』こそが、大阪府市民の”100年先”を考えた政策です。

    実際、今の大阪は『ヴァーチャル都構想』をやっているのと同じです。
    今の市長と知事がお互い気持ちを合わせて、上手くやっているからこそ、
    大阪市と府が一体となって、
    国民の利益に繋がる政策が実現しているのです。

    ⭐︎はっきり言って大阪の場合、自民や公明党こそが「生活保護の寄生虫ら」を増大させ、
    大阪府と市の二重行政で、思いっきり甘い汁を吸っている【白蟻ども】です。

    元市長の橋下氏は功罪もありますが、それでも今までのカス知事や
    労組から選ばれたカス市長らの治世と比べると、『雲泥の差』があります❗️

    実際、橋下氏が取り組んでくれた政策のお陰で、
    大阪全体が、活気付いている事は『紛れもない事実』です。

    特に教育に関しては、大阪市民は、市民税と府民税を支払わされているにも関わらず、
    教育費は最低レベルで、大阪の暑い夏にクーラーを入れてやる事もできなかったけど、
    橋下氏のお陰で、全中学にクーラーも入ったし、朝食や昼食を食べれなかった児童達の為に、
    全中学で給食が始まったのも、橋下治世の時です。

    更に、高校無償化も橋下氏だからこそ出来たのであって、
    その前の知事や市長どもは、労組や公務員、利権屋の顔色ばかりを伺い、
    国民の血税を搾り取るばかりで、国民は借金まみれにされていたのも紛れも無い事実❗️

    反対派は、東京都も失敗しているし問題が山積しているから!」と反対していますが、
    じゃあ、東京都と東京市を合体させて、失敗してるんですか❓して無いでしょう❓
    むしろ、色々問題はあるとしても、大成功だったじゃ無いですか❓

    それにたとえ東京都に問題があると言っても、
    大阪の二重行政を続けて、どんどん大阪を腐らせて行くくらいなら、

  2. 椿:

    ↑上の続き(文章が切れたまま投稿になってしまった…)

    大阪都の建設によって、現在打開できずにいる「利権」や「利害関係」が、
    スムーズに打破できる可能性は、非常に高いのです。

    下記は『橋下氏の功績』ですが、
    ここまで「良い改革」をした政治家はい無いのでは❓

    2011年12月 橋下市長就任
    ・市長自身の市長給与42%カット
    ・退職金81%カット
    ・職員給与を平均7%カット(幹部は14%)
    ・実際の職務以上の給与を支払う「わたり」を廃止
    ・職員数を3年間で4868人削減
    ・天下りポストの外郭団体を72団体から19団体へ7割以上削減
    ・競争性の無い随意契約を金額で87%、件数で93%削減。
    ・2013年改選だったポストで公募の無い天下りを29団体37人から10団体11人へ7割削減
    ・政令市で初めて公会計制度を単式簿記から透明性の高い複式簿記に変更
    ・前市長が領収書の不要な交付金へと不透明化し、4億円以上ばら撒いていた地域振興活動への補助金を透明化し、全て100%だった補助率を上限75%に引き下げた。

    橋下氏は、大阪でかなり良い政治をやっていたのではないですか❓

    ⭐︎評価する国民側が、知識に乏しく、政策評価がうまくできないために、
    政策そのものより、「政治家の人間性に過敏」になってしまい、
    本当に国民の為に働いてくれる「良い政治家」を潰してしまっているんです。