誰が何と言おうと田母神派

皇紀2677年(平成29年)5月26日

【前文科次官会見詳報(1)】前川喜平氏「文科省専門教育課で作成され、幹部で共有された文書。真正なものだ」 加計学園をめぐる文書で

学校法人「加計学園」(岡山市)問題をめぐり、前川喜平前文部科学事務次官が25日、東京都内で記者会見し、獣医学部新設のための国家戦略特区指定をめぐって民進党が示し…

(産経ニュース)

 昨日記事を配信したその日、文部科学省の前川喜平前事務次官が弁護士会館(東京都千代田区霞が関)で記者会見を開きました。日教組が推した「ゆとり教育」の実現に邁進し、朝鮮学校の授業料無償化に積極的に動いた男の言葉は、しらじらしいものばかりでした。

 三流省庁の従前の職務ペースにないスピード感が求められたことに「疑問」を持つのは、まず自分たちの職能に疑問を持つことから始めてほしいものですし、首相官邸や内閣府がごり押ししてきたような口ぶりですが、それは文科省が信用されていない(文科省だけに任せていられない)ことからくると思い知るよい機会にしてもらいたいものです。

 あとは、ここでいちいち解説するのも憚られるような、まさに官邸の総スカンを喰った例の天下り問題に対する「自分自身を責任者とはしない処分案」を出したことへの言い訳や、(確かにその通りですが)文科省は無力だの、後輩たちが気の毒だの、讀賣新聞社や週刊新潮が報じた醜聞への(本当かもしれませんが)とんでもない言い訳ばかりでした。

 何度でも申しますが、旧文部系旧科学技術系の醜悪極まりない主導権争いをないことにして、本件は語れません。官邸は、ただちに戸谷一夫事務次官も更迭すべきです。

 霞が関のこの有り様は、あくまで現行憲法(占領憲法)を「憲法」とすれば、国家公務員が忠誠を誓う憲法が消費期限切れで腐りきっていることからくる官僚の窮屈が原因なのか、まるで子供の陣地取りのような幼稚な遊びに、時の首相まで巻き込んで私たち国民が翻弄させられています。

 これで思い出されるのが、航空自衛隊の田母神俊雄幕僚長(当時)を論文問題でさらし者にして自衛隊から追い出した防衛省(内局)の増田好平元事務次官です。

 あの時、田母神空幕長を麻生太郎首相(当時)が事実上更迭したように勘違いした人も多かったですが、何が何でも統合幕僚長に昇格させないよう人事を凍結し、隊内論文を問題視して、汚職防止に「内局の問題だ」と食ってかかった田母神氏をまんまと外へ放り出した張本人は、増田次官でした。

 その田母神氏は、今度は「保守主義っぽい」だけの商人に寄ってたかられた挙げ句、空自一筋の人生では知りえなかった欺瞞の世界を見させられたのです。

 詳しくは申せませんが何度もともに講演会などで登壇し、控室などで名刺交換する人と決してしない人(もうお会いしなくてもよいようにと願をかけて名刺交換をしない北朝鮮による拉致被害者ご家族の方は別です)という私の中で明確な基準があり、率直で純粋なお人柄が控室での会話で歴然と出た田母神氏は、何やら「保守ビジネス」の連中とは明らかに違っていました。

 いろいろな立場の方がおられます。私に「田母神氏を応援するな」と文句をいってくる人もいますが、田母神氏を有罪とした公職選挙法違反の東京地方裁判所判決については、瀬戸弘幸氏のブログ記事に書かれているのと全く同じ見解です。

 私が日教組に立ち向かった際、「あんなもんと闘うな」といった人がのちに「闘えばいい」などと焚きつけて私を呆れさせましたが、田母神氏は、雑音にとらわれず闘うべきだと思います。

 そして今度こそ、私たちが田母神氏を「自分の商売道具」にしないことです。法廷闘争支援にお金を集めたりするのはいただけません。私なら、田母神氏に直接お渡しします。

 三宅博前衆議院議員の告別式(大阪府八尾市)にも、田母神氏は参列されました。某商人も来ていましたが、鉢合わせはしませんでした。どちらが正義か、裁判所が気づかなかったことを私は知っています。

 公選法違反を「自衛隊員だったくせに間抜けだ」と非難する人がいますが、選挙の経験が浅ければ浅いほど、特に候補者本人は分からないことだらけです。私自身、家族の選挙を見てきて公選法違反にされてしまう仕組みのようなものを知っています。

 あれほど純然たる保守主義者を、このまま伏せ置かれてたまるものですか。今後も政治活動を続けていただくべく、私は田母神俊雄氏を勝手に応援します。

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『誰が何と言おうと田母神派』に5件のコメント

  1. 奈々子:

    田母神閣下の都知事選街頭演説の動画を何本か見て全く知らなかったM 氏を初めて知りましたが、何という胡散臭い人だろうと思って見ていました。北朝鮮との親和性のある某夫人とか、閣下は初めての選挙で協力したいと寄って来た人達を断れなかったのでしょうが、余りに俗世について警戒心が無さすぎた事が、あのように陥れられる結果となったのではというのが飽くまでも個人的な印象です。

    閣下の懸賞論文も読みましたが、今なら別に何も驚く内容ではないこと、事実を書かれただけの内容が、たった数年前には蓋をして開けてはいけないこととされていたわけですね。

    瀬戸さんのブログで知りましたが、閣下を都知事選に出るように勧めたのはM 氏だったとか。どうも閣下が自分の思う筋書き通りに動かなかったから攻撃を始めたようにしか思えないのですけど。田母神閣下を支えて上げて下さいね。

  2. 心配性:

    >日教組が推した「ゆとり教育」の実現に邁進し、朝鮮学校の授業料無償化に積極的に動いた男の言葉は、しらじらしいものばかりでした。

    マスコミの報道によると、前川氏は、当局が「管理売春」で内偵捜査を行っていた店に出入りして、女性達にお小遣いを渡していたそうですが、まさか、北朝鮮のハニートラップにやられたのではありませんよね?

    ‶脇の甘い日本人”をこれ以上見るのは耐えがく、辛い事です。
    外交官なども、外国で何かの罠に嵌っていないか心配です。

  3. やす:

    以前にも書き込みしましたが、田母神氏が昨年の都知事選に出馬していればと本当に悔やまれます
    田母神氏が立候補すれば流石にメディアも無視はできないでしょうから、そうすれば小池都知事に勝てた可能性はあったと思うんですよね
    その都知事選近くになっての逮捕というのは意図的なものを感じてます
    前回の都知事選で、遠藤さんの言うように、某チャンネルの保守主義っぽいM氏に利用されたことからはじまった訳ですが、本来であれば田母神氏を守る立場であったはずのM氏が訴えを起こし、何の責任も取ってないというのは酷すぎます
    結局M氏は選挙で余った金が目的だっただけの話で、それを拒否されたことに対する逆恨みという単純な話なんですが、一番許せないのは保守主義を金儲けの道具にするM氏のやり方は卑劣極まりなく、それでいて今でも似非保守番組を垂れ流しているM氏は恥という概念がないのでしょうね
    ハッキリ言ってM氏は保守ではなく、保守の皮を被った極左であり、小池側の人間です
    将来の日本を正しく導くことのできる本当の保守主義者を潰したことは残念でなりません

  4. 甚三郎:

    全く賛同します。
    田母神さんについては詳しく知っているわけではありませんが、書籍等は読んでいます。
    我流で言うと「日本人の為に働く日本人であり愛国者である」と思いますね。
    日本では日本人派(独立独歩)の政党などはすぐ潰されますし、個人でも影響力の大きい人は同様に潰されますね。大雑把に言うと民共社生公などは中国半島系、自民は米国系でどちらに転んでも日本人大衆は苦しむだけです。
    極端な話ですが日本人大衆と共に歩む日本人の政治家や人物ならば仮に不正があったとしても構わない、そのような枝葉末節にはこだわるべきでは無いとさえ思っています、極論ですが。
    どうにかして日本人は纏まらねばならないと思いますね。

  5. 椿:

    田母神さんは絶対に『無実』です。
    ブログ主さんの言うように「嵌められら」のだと思います。

    田母神さんの著書は何冊も読ませて頂いておりますが、

    田母神さんほど、日本の防衛・国益・教育・政治・経済・文化など、
    本当に日本を憂い、日本の為に『満身創痍』で戦って下さっている方はいません❗️

    日本が他国によって「浸食」されているのは、
    何も日本の中にいる「獅子身中の虫」どものせいだけではないと思う。

    善良な日本人達?が、何も言わず、何も行動をしないからです。
    何もしない事(事なかれ主義とも言う)が、【悪を蔓延らせている】のだと思います。

    どんな事があっても、この日本には、田母神さんは必要不可欠の存在です。
    決して失ってはいけない存在だと思う。