南スーダンは戦闘地域だ!

皇紀2677年(平成29年)2月20日

 http://www.sankei.com/world/news/170219/wor170219……
 ▲産經新聞:「家族会」結成20年…ついに横田夫妻も来られず 北朝鮮拉致、制裁解除の「見返り」も提案 家族に迫る厳しい現実

 もう二年前になるかと思います。吉水神社(奈良県吉野郡吉野町)の佐藤素心宮司から「横田さんご夫妻の体調がお悪く、今年の春(北朝鮮による拉致事件の被害者救出のための祈願祭に)は来ていただけない」と伺ってから、とても心配していました。

 目下北朝鮮をめぐって騒がしい日日が続いていますが、日本国民拉致被害者がいまだ全員帰国していない現状を、改めて政府に申し上げるなら、力づくで奪われた人は結局、力づくで取り返すしかないのです。

 それをされては困る、或いは嫌だというなら、はじめから他国の人や領土を拉致、強奪しなければよいのであり、現行憲法(占領憲法)下の特に第九条に縛られて日本国民の生命と安全をカネで買って事なきを得てきた政府こそが、北朝鮮の犯罪を誘発しました。

 領土問題の元凶も、つまるところ政治家や官僚の全員が占領憲法に忠誠を誓ったところから始まったのです。

 http://www.sankei.com/politics/news/170217/plt170217……
 ▲産經新聞:稲田朋美防衛相、南スーダン日報すべて発見と答弁

 そのような中、衆議院予算委員会では、南スーダンの連合国(俗称=国際連合)平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊の派遣部隊が作成した日報について、民進党ら野党各党が稲田朋美防衛相に集中砲火を浴びせています。

 しかし、民進党(旧民主党)の野田政権下で、やはり当時の報告が「戦闘」となっていたのを隠蔽し、派遣を継続しました。現政権を批判できません。うんざりするほどいつもの「ブーメラン」です。

 まして今回の場合、当初「ない」とされた日報を探すよう指示したのは、稲田防衛相であり、もともと調査範囲外だった端末から見つかりました。隠蔽したというのは違います。

 とはいえ昨年九月二十日記事で指摘したように、南スーダンで陸自隊員が攻撃を受けた疑惑が残ったままです。

 これについては、さすがに防衛省の口が堅く、いまだ真偽が明らかになっていません。もし仮に陸自隊員が危険な目に遭っていたのなら、占領憲法さえなければ正式に報告と手当がなされ、私たち国民が隊員の労に感謝申し上げることができます。

 ところが今のままでは、派遣される隊員の状態が極めて不安定であり、私たちも心からのお礼を申し上げる機会すら奪われているのです。隊員にしてみれば誰にも知られず誰にも尊敬されず……。

 独国のアンゲラ・メルケル首相も戦死者を隠蔽し続けた過去がありますが、このような出鱈目を続けた上に成り立っている(ように見える)平和が私たちの望むものなのか、占領憲法を後生大事にするという人たちと、占領憲法を放置しているくせに自衛隊員を海外派遣させたがる(しかし北朝鮮に送り込んで拉致被害者を奪還しようとはしない)人たちに、私たちが真の問いかけをしなければならないのです。

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『南スーダンは戦闘地域だ!』に1件のコメント

  1. 心配性:

    >目下北朝鮮をめぐって騒がしい日日が続いていますが、日本国民拉致被害者がいまだ全員帰国していない現状を、改めて政府に申し上げるなら、力づくで奪われた人は結局、力づくで取り返すしかないのです。

    被害者のご家族は、安倍政権による巧みな「交渉」にも期待を寄せ始めているようですね。
    制裁の解除等「見返り」をちらつかせてでも、交渉を行うことで、全員の早期帰国につなげたい考えのようです。

    それはそうでしょう。
    日本国民が誘拐されてから、既に何十年も放って置かれているのです。
    彼らにとっては、家族の無事救出が常に一番の関心事であり続けたわけで、核も正男氏も、北朝鮮にまつわる‶現在”の政治状況に過ぎません。
    あの破天荒なトランプ氏ともパイプが築けるのだから、金正恩政権とも上手な交渉ができるのではないか?と老年のご家族が期待をするのは当然です。

    一方で金正恩政権は非常に疑り深いようで、正男氏が「命乞い」を行っても、「政権転覆」の意思が無い事を主張しても、容赦なく殺害しました。
    いくら日本政府が「被害者が北で見聞きした事をマスコミ等に漏らさない」と約束したとしても、それを信じてくれるかどうかは分かりません。