中国関連記事がおかしい?

皇紀2677年(平成29年)1月8日

 http://www.sankei.com/economy/news/170107/ecn170107……
 ▲産經新聞:中国、12月の外貨準備減少 5年10カ月ぶり低水準 元安阻止で為替介入か

 中共経済が本当によくないことは、もう既に各所で語られている通りであり、本年のいわゆる「ブラック・スワン(市場に於いて予測できない衝撃的事象が発生すること)」は、中共と中東、および欧州から飛び出す可能性があります。

 米露が危ないと見る識者もいますが本年中は、米国内の雇用に不安定要素があるもののまだ大丈夫ではないでしょうか。

 一方、旧年中だけで日本円にして約八十一兆円もの資本が中共から流出しました。人民元安も止まらず、極めて深刻です。

 しかし、以下の産經新聞社記事は、果たして本当の話でしょうか。

 http://www.sankei.com/premium/news/161231/prm161231……
 ▲産經新聞:【矢板明夫のチャイナ監視台】北京から帰国時に私の給与口座は「資産凍結」された 嫌がらせか、外貨流出阻止か 「改革開放は終わった」

 これがもし事実であれば、加藤達也前ソウル支局長に対する韓国検察の不当な身柄拘束と起訴には匹敵しないものの、立派な「事件」です。産經が社としてするのみならずわが国政府も北京政府に対して抗議すべきでしょう。

 実は、もう三年ほど前からさかんに言われ始めたのが招商銀行や工商銀行などの非居住者口座を凍結された日本人がたくさんいるという話です。現地赴任で作った口座を、いざ帰国時に止められてしまうという中共共産党独特の嫌がらせでした。

 それは確かにそうなのですが、私と同い年の矢板明夫前北京支局特派員は、松下政経塾のプロフィールを拝見しても分かる通り、中共国務院直属の中国社会科学院日本研究所特別研究員、また国家重点大学として天津市に存する南開大学の非常勤講師を経て産經に入社した記者です。

 産經記者として共産党関係者から睨まれていたと書かれていますが、これはどうも腑におちません。本当にこれをされたのなら「改革開放」うんぬんといった今さらの感慨にふけってその場を立ち去る前に、もっと抵抗したはずです。

 結局その後どうなったのですか? 大抵の場合、社から振り込まれた給与を事実上取り上げられればもっと怒るでしょう。この記事からは、なぜか当事者の体験としての細やかな情報が見当たりません。

 私が「保守派」も怪しいと申すのは、このようなことなのです。

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『中国関連記事がおかしい?』に3件のコメント

  1. AD:

    すべてのここまでの元凶は
    中共が金を持ったから起こったことです。
    世界の工場とかいって。
    それで軍拡をし、他国の資産を買った。

    その中共へは欧米、日本が金をやりました。

  2. ぴんぴんころり?:

    なるほどです! 経歴から言って疑問だらけですか。大陸は工作員を世界中いる大陸人の身内を脅かすとかでスパイを作るとか? 私も産経はネット版を読んですが、さすが 深い読みで感謝!

  3. 心配性:

    エマニュエル・トッド氏ら欧州の知識人は「中国が内側から壊れる恐れがある。そうしたら大変な混乱が起こるだろう。日本は中国人の反日に不満だろうが、ナショナリズムに走らず我慢して、中国を支えなければならない・・・」と言っていますが、日本経済が壊滅的な打撃を受けるのでなければ、中国共産党には崩壊していただいて、民主化していただいても一向に構わないと思っています。

    欧米人は、中国共産党が崩壊したら、リビアやシリアやイラクの様に混乱する、テロリストが暗躍すると心配しているようですが、私は、そこまで中国人を低く見てはいません。
    彼らは、歴史上、何度も王朝の崩壊や交代を経験しています。

    日本人も、殷、周、秦、漢、隋、唐、宋、元、明、清、中華民国、その他諸々数多の王朝が、常に滅び続け、衰退し続けて来ましたが、滅びゆく中国の王朝の隣で、この日本列島で微動だにせず、坦々と暮らして来ましたよ。

    それに、香港、澳門、そしてシンガポールやマレーシアの華僑や華人を見ても、中国共産党の縛りから自由になるほど、中国人はまともになり、親日家する傾向にあると思いますね。
    中共が消えてしまえば、日本人と中国人は、案外今よりも仲良くなれるかも知れません。

    少なくとも、欧米先進国のメディア(BBC、CNN、NYT、ガーディアン・・)による、ど派手な「性奴隷プロパンがンダ」などは意味をなさなくなり、しがらみの無い一人の「アジア人」同士として会話ができるようになる事でしょう。