なぜ沖縄で病休教員多いか

皇紀2677年(平成29年)1月2日

 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/77699
 ▲沖縄タイムス:沖縄県内の教員病休率、9年連続ワースト 全国平均の3倍以上

 私は、旧年の締めくくりに「個人の勝手」を見直そうと申しましたが、これは一体どういうことでしょうか。

 沖縄県内の「日本分断宣伝機関紙」こと沖縄タイムスは、沖縄県内公立学校教員の2・96%もが病気休職した理由を、そのうち精神疾患によるものが四割だったことを挙げ、厳しい勤務実態にあると説明しました。

 確かにそれは、一理あるでしょう。個人の勝手が蔓延すれば小さなクレームが大きな負担となり、教員にものしかかります。親が自らの不出来を棚に上げて教員に教育の全てを押しつける昨今の傾向があり、教員の精神的負担が増し始めているのは、なにも沖縄県内に限ったことではありません。

 しかし、真面目に取り組もうとする人たちが先に職場で倒れていく現象は、行政機関のみならず企業でもあり、私塾の教師もいわば「サービス企業」の社員ですから、一年のうち何度か病気で倒れます。私もストレスからくる難聴になったり、不整脈を起こしてうずくまったりしました。

 その時、必ずほかの社員(教師)が時間割を組み替えるなどして援護するものです。そのようにして助け合える職場を作っていくことが、個人の勝手の蔓延を食い止めます。

 ところが、以前から申していますように民進党・社民党系の日本教職員組合(日教組)や、日本共産党系の全日本教職員組合(全教)の政治活動にのめり込んでいる一部教員は、この助け合いの輪に加わろうとしません。

 「活動で忙しい」「教育労働者としての権利」などと語って何かと担当を回避し、結局は組合活動に参加しない教員だけで部活動の顧問や中間・期末テストの作成などに当たります。これが超過勤務になっていくのです。

 もっと疑いの目を向ければ、精神疾患が病休の口実に利用されやすく、本当に苦しんでいる人たちを尻目に「だるい」「しんどい」を演出して職場(学校)を抜け出し、沖縄県内で起こされているどの「活動」に参加しているやら分かったものではありません。

 沖縄県下で特に多いというのであれば、ジャーナリズムとしてまずそこを疑うべきです。この類いの個人の勝手を、決して許してはなりません。

スポンサードリンク

『なぜ沖縄で病休教員多いか』に2件のコメント

  1. yukiwarabi:

    明けましておめでとうございます。初めてコメントさせていただきます。沖縄からです。
    身内にも教員がおりますが、組合活動などには無縁で、日々子供達と向き合いながら身を粉にして頑張っています。その一方で、安易な県民大会や学校内での政治的パフォーマンスに生徒を引きずり出させ、せっかく決まった就職の内定を取り消されたという事実もあります。
    以前石垣島の沖合に停泊している海上自衛隊の船から、休暇のために小型の船で上陸する若い隊員の方に向かって、「税金の無駄使い」などと罵声を浴びせる老人達の映像を見ました。この老人達一人ひとりに本物の気概というか信念があるならば、徒党を組まなくとも一人で声をあげられるはずですよね。あの姿を子や孫たちに胸を張って見せることができるのでしょうか。まったく情けない姿です。こうした反日的・反国家的活動に多くの教員・退職教員が加担し続ける以上、精神的にまいってしまう教員、モンスターな親、荒れる子供は減らないでしょうね。マスコミの情報をそのまま信じている鵜呑み層に少しづつでも真実を、と心がけております。

    遠藤様、いつも美しい日本語で大切なことを教えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

  2. ゆき:

    最近、新卒で担任など過剰労働を任された教員の自殺が目立つという記事に興味を抱いた。公立学校に勤めた経験があるものは、たしかにまともに仕事―課外活動も含めーをしていると過労に陥る。しかし、教師の配分は私学より多く、一人一人がきちんと働けば、こういう問題は起きないことを知っている。そうサボるものがいるということだ。首にはならないし、信賞必罰もなく、甘やかしの対象となる既婚の子持ち女性教員は中高に関しては担任を持ちたがらないし、周囲もその認識でいる。多くは一流企業勤めか、教員の夫を持ち、恵まれているのに、被害者意識が高くて、こういう条件で就職したにもかかわらず、子供を産むと1,2年どころか10年近く担任など持たず、非常勤以下の働きぶりで、年功序列の給与にぁづかる。一度40年勤めたなどと言う女性教員に働き盛りの頃何年担任を持ったか聞いてみるといい。そのしわ寄せは男性の新卒や独身の女性教員に来る。一通りの業務をこなしていなくても組合の婦人部長になれば、学校の仕事など二の次三の次でいいかのような暗黙の了解がある。学校は子供あっての職場、だからと言って家庭を言い訳に一人前の仕事もできず、制度を悪用して仕事にしがみつくこういう教員を山ほど見てきた。モンスターペアレントに触れずに数年間過ごす教員と毎年揉める環境にいる教員―困難校など特にーとは健康状態にどれほどの差がでることか。給与は同じであるのに。