右傾化どころか極左の春か

皇紀2676年(平成28年)12月23日

 本日は、今上陛下御生誕の日です。天皇弥栄

 ところで、新潟県糸魚川市で二十二日午前十時半ごろ、大町の中華料理店から出火し、瞬く間に延焼しました。これほどの大火にもかかわらず、現段階で一人も亡くならず、まさに不幸中の幸いでしたが、家や店が全焼してしまった多くの方がたに衷心よりお見舞いを申し上げます。

 新潟と言えば、昭和三十年十月一日の「新潟大火」が知られますが、昨日は午後四時二十分ごろにも、神奈川県平塚市の倉庫で火災が発生し、東海道新幹線(東京~新大阪)が一時運転を見合わせるなどの大きな影響を及ぼしました。

 また、新幹線ではなく飛行機を利用する人たちにとっては、日本海上空の巨大な低気圧の影響か、かなり気流が悪かった(着陸できず旋回を繰り返した機もあった)らしく、西日本などで季節外れの温暖な一日をもたらした悪天候は、あちこちで私たちの営みを狂わせたようです。

 http://www.asahi.com/articles/ASJDQ1QT0JDQUHBI001……
 ▲朝日新聞:トランプ氏「私が正しいと証明された」 独テロなど受け

 さて、民進党衆議院議員の初鹿明博青年局長が下半身にまつわる醜聞(の中でも実にみっともない類いのほう)で辞任するという嵐も吹き荒れたところで、当時同僚代議士だった女性タレントから涙ながらの「離党しないで」コールを受けた珍妙な男性だったことを思い出し、北朝鮮とズブズブの「わが国で議員バッヂをつける資格のない人」だったことも思い出しました。北朝鮮も迷惑していることでしょう。

 世界は今、不穏な動きに翻弄されつつあります。二十日記事で申したように北朝鮮は、ひょっとすると休戦中の朝鮮戦争を再開させるかもしれませんし、二十一日記事で警告した欧州、特に仏独への渡航は、かなりの覚悟を持たねばなりません。

 米国のドナルド・トランプ次期大統領は、独国の首都ベルリンの名物クリスマス・マーケットを襲った大量虐殺(テロ)について、回教徒の入国制限という持論が「正しかった」と胸を張る一方で、回教過激派による「基督教徒への攻撃」としていた主張を「人類への攻撃」に修正するなど、その酷さを大きく解釈すべきだと感じ始めているようです。

 しかしながらトランプ次期大統領の姿勢を極右的と見なす一部報道では、これを「迷走」などと伝えていますが、一週間に一度しか受けていないインテリジェンス・ブリーフィング(機密情報説明)から彼なりの真実を読み解いていることが分かります。

 今回のテロによりなぜ私が強く渡航の是非の再検討を皆さんに提言したかと申しますと、クリスマス・マーケットのテロは、明らかに難民・移民を大量に受け入れて欧州を保守派台頭の混乱へと導いたアンゲラ・メルケル首相に対する怒りが込められているからです。

 では、独国に受け入れられた多くの回教徒たちやその庇護者たちが「対メルケル」のテロを起こすかということですが、これは、従来の破壊活動集団の枠で物を見るから分からなくなります。今回は、もっと違う組織が動き、これから欧州全土の脅威になるかもしれません。

 すなわち、朝日新聞社らが「由由しき事態」と嘆いてみせる国民防衛第一派(朝日らが言うところの極右)の台頭を許さないとする世界規模の極左暴力集団が動いた可能性を疑うべきです。

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『右傾化どころか極左の春か』に1件のコメント

  1. 心配性:

    ミャンマーの問題が、テロという形でアジア各地に飛び火しないか心配しています。

    ミャンマーのロヒンギャ迫害問題の遠因はかつての「大英帝国」にあると思うのですが、世界中のマスコミが「民族浄化」「虐殺」と連日報道する中、東南アジアのイスラム諸国では、スーチー氏の「ノーベル平和賞剥奪」を叫びながらデモが行われたり、ISシンパがテロを計画するなど少々物騒な事になっています。

    UN calls on Burma’s Aung San Suu Kyi to halt ‘ethnic cleansing’ of Rohingya Muslims
    http://www.independent.co.uk/news/world/asia/burma-rohingya-myanmar-muslims-united-nations-calls-on-suu-kyi-a7465036.html

    軍部はともかく、スーチー氏個人が、積極的に「民族浄化」や「虐殺」を推進しているかどうかは知りませんが、アルジャジーラなども、しばしば「イエメン問題」以上に力を入れてこの問題を報じており、その際「ムスリムロヒンギャ」を迫害する「仏教徒のミャンマー人」といった調子で、しばしば「宗教対立」としてこの問題を描き出しています。
    イランラジオなども、「イスラム教徒を迫害するミャンマー政府」という感じで報じています。

    もっとも、最近の日本においては、寺社の重要文化財を壊したり、仏教徒の墓地を荒らすのは、主に韓国の過激な人々ですから、怒れるムスリムよりも、こちらの方が心配です。
    (この人々についても、「背後の組織」「人間関係」などを洗って明らかにして欲しいですね。)