日中共同工作「琉球独立」

皇紀2676年(平成28年)11月17日

 [11月26日(土)第2回救国の提言・東京]

 http://www.sankei.com/world/news/161116/wor161116……
 ▲産經新聞:琉球「日本固有の領土と言えず」中国・環球時報が論文 「奄美・琉球」の世界遺産登録で世論工作

 鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部(国頭村、大宜味村、東村)と西表島の四島を、連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録することを目指すわが国に対し、中共共産党中央委員会の国際版機関紙「環球時報」が珍妙な異論を唱えました。

 このような言説がいわゆる「琉球独立論」へと繋がり、或いはそれを扇動するものとして悪用され、私たちから沖縄県民を引き剥がしてしまいます。

 大東亜戦争後の国際秩序を紙面上で語る中共共産党は、独立した民族系のチベット(現西蔵自治区)やトゥルク系の東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)を武力で制圧し、今なお彼らの人権を弾圧して統治しているにもかかわらず、よくこのようなことが言えたものです。

 賢明な読者の方が指摘されているように九州南部から琉球への人の移動こそが考古学などの研究で明らかになった歴史的なものであり、よって言語学上、琉球語が大和言葉(古語)と同祖であることを証明します。

 明治五年から十二年にかけて行われた琉球処分(廃王府置県)について、何か武力で制圧したかのような勘違いを起こしている中共共産党ですが、それは清国が日清戦争に敗れたことで琉球処分に伴うわが国の主権の主張を認めざるを得なくなったというだけで、琉球処分それ自体は戦争と何ら関係がありません。

 にもかかわらず、わが国内でも日本をバラバラにするための「こじつけ」が流布され始めています。その一つが松島泰勝氏の琉球独立論でしょう。

 前出の読者の方が紹介してくださった「月刊日本」の記事を取り上げた該当記事1該当記事2をお読みいただければ、その「こじつけ」の政治工作としての悪質性がよく分かります。

 沖縄県から私たちを引き剥がすため、それが日本人排外に見えないよう論の前提を訳の分からない設定にしており、実に巧妙なのです。これではすっかり騙される人もいるでしょう。気をつけなければなりません。

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『日中共同工作「琉球独立」』に2件のコメント

  1. 心配性:

    >言語学上、琉球語が大和言葉(古語)と同祖であることを証明

    これに関しては、全世界の研究者が皆強く認める所でしょう。
    日本語と朝鮮語が何千年前に分岐したかもわからない、本当に親戚なのかも分からない「遠縁」だとしたら、琉球語は実の兄弟ぐらいの「近縁」です。

    一時wikipediaなどで、中国の方々が「琉球語は系統不明の孤立言語であり、日本語の影響も受けているが、同様に福建語の強い影響を受けている」云々と、「日本語と別系統」と力説していた様に思いますが、さすがに「大法螺」でございます。(最近は恥ずかし過ぎて書かなくなった)

    >鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部(国頭村、大宜味村、東村)と西表島の四島を、連合国(俗称=国際連合)教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録することを目指すわが国に対し、中共共産党中央委員会の国際版機関紙「環球時報」が珍妙な異論を唱えました。

    舞台はまさに「国頭村」。
    こちらのブログの解説が非常に詳しいです。

    琉球新報が突発性発狂!
    http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/fe7d8e39d19e5a0692e38e1bafb01da6?fm=rss

    琉球新報と沖縄タイムスは、過去何十年も、こうした「異様」な報道を一面トップに掲載して来ました。

    過去には、真偽不明の聞きかじりの様な情報を「確定的事実」であるかのように掲載したり、「捏造」がほぼ確定的な事柄を敢えて喧伝したり、米軍の「残虐行為」をなぜか「日本軍の仕業」と捏造して報道したりした事さえありました。

    沖縄で大虐殺をやり、一面血の海にしたのは言うまでもなく残虐な米軍であり、憎むべきは戦前の米軍であるべきなのですが、2紙は、日本軍だけを批判する傾向が強いです。
    その為、これらの新聞は「GHQの忠実な僕」「口だけ反米」と見なされて、揶揄され、バカにされる事が少なくありません。

    沖縄県民や本土住民が望む「基地負担の軽減」「基地削減」「基地撤去」といった本来の目的から大きく逸脱し、沖縄と本土を分断する工作ではないか?と勘繰りたくもなります。

  2. 心配性:

    言語に関するプロパガンダはしばしば力を入れて発信されており、正直これも意味不明です。

    扶余語族
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%B6%E4%BD%99%E8%AA%9E%E6%97%8F

    中国東北地方や朝鮮半島に広がっていたと言われる「扶余語」系の言語というものが、いったいどんな言葉だったのか、資料が少な過ぎて殆ど想像もできませんし、なぜ現代の日本語と朝鮮語、或は満州語が同系統である事さえ満足に証明できないほど距離が離れているのかも分かりません。

    その点琉球語ははっきりしています。
    同系統である事を否定する人はいません。