小池都政は安倍政治超えよ

皇紀2676年(平成28年)9月21日

 独国のアンゲラ・メルケル首相は十九日、中東や北阿からの難民受け入れについて、「できることなら時計の針を何年も前に戻したい」とまで述べ、失敗を認めました。

 これは、十八日に投開票された首都ベルリン市議会議員選挙で与党が敗北したことを受けてのもので、難民・移民受け入れに反対する野党の躍進を抑えたい思惑があるでしょう。

 しかしながら私の記憶では、彼女は以前にも一度移民政策の失敗を認めており、同じ過ちを繰り返したことになります。そして、それが現下欧州各国の混乱を生んでしまった責任は、極めて重いものです。

 http://www.sankei.com/politics/news/160920/plt160920……
 ▲産經新聞:東京都内の朝鮮大学校が金正恩氏に手紙「日米を壊滅できる力整える」 在校生に決起指示

 九日記事の最後に、東京都の小池百合子知事が朝鮮学校への補助金支給停止の継続方針を示し、日本国民拉致事件に関与した朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の事実上傘下であるとする都の調査結果を再度公開するよう職員に指示したことに言及しましたが、皆さんご存知のように朝鮮大学校(東京都小平市)も同種の組織です。

 張炳泰学長は、朝鮮労働党の最高人民会議(党大会に相当。決して国会に相当しない)代議員であり、教授や卒業生が違法な工作(スパイ)活動で逮捕されたり、同じく総連傘下の科協(在日本朝鮮人科学技術協会)に所属して核・弾道弾開発に関与していたり、その実態は、私たちの想像以上に「人間を金一族の手足に仕立てる組織」と考えるべきでしょう。

 これが昨日記事で取り上げた特定失踪者問題調査会の荒木和博代表のおっしゃる「朝鮮総連は、在日朝鮮人の人権を踏みにじっている」現実なのです。

 わが国の認可学校で「日米を壊滅できる力をより一層徹底的に整える」とは一体何ごとでしょうか。朝鮮総連傘下の全ての組織を批判することは、決して他の民族に対する侮蔑的差別ではありません。恐ろしい行いに対する正当な措置を求める声です。

 朝大を認可したのは、共産主義者の美濃部亮吉元都知事であり、当時文部省のいわば「認可は危険」との次官通達を一方的に無視しました。この間違いを放置してはいけません。

 目下朝大は、学生数が大きく定員割れするなど激減しており、教職員数も減少し始めています。金一族への忠誠を誓わされる教育内容や就職先がないなど、在日朝鮮・韓国人も嫌がっているのです。

 拉致事件の解決には、これら組織の関与を徹底的に捜査することを政府が認めなければなりません。警察が動かないのではなく政府が止めてきたから犯罪が野放しなのです。

 この問題で小池都知事は、安倍政権との連携を謳いましたが、むしろ安倍晋三首相を出し抜いてもよく、少なくとも(今や朝大問題に及び腰の)都議会自民党と対立してでもやる覚悟だと思います。

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『小池都政は安倍政治超えよ』に2件のコメント

  1. 心配性:

    >この問題で小池都知事は、安倍政権との連携を謳いましたが、むしろ安倍晋三首相を出し抜いてもよく、少なくとも(今や朝大問題に及び腰の)都議会自民党と対立してでもやる覚悟だと思います。

    日本のプロ市民や、在日外国人記者や、欧米メディアが結託して、「コリアン差別」「右傾化」「軍国主義」と喧伝しなければよいが、と思います。

    しかし、「差別」や「右傾化」や「軍国主義」といった点では、アメリカは日本のはるか上を行っています。

    米次世代爆撃機B21の名称は「レイダー」、日本空襲にちなむ
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00000009-jij_afp-int

    東京大空襲を自画自賛するアメリカ国民と米空軍、民間の女性や子どもを無差別に焼き殺した犯罪を「正義」と解釈する‶お国柄”もどうかと思います。
    この「グロテスクなヘイトスピーチ」が、日本で全く問題視されないのはどうかしています。

    なお、この件を伝えるAFPですが、先日は、「日本のハーフ差別は凄まじく、ハーフは皆苦しんでおり、インド系など有色人種は「ばい菌」扱いされるなど虐められている」といった、『歪曲差別報道』(敢えてそう言わせてもらいます)を世界中に喧伝したメディアでもあります。

    ※( 日本のインド系住民は、「ばい菌」「底辺」どころか、エリート技術者や富裕層が多く、むしろ今日では、白人系の方々が、バックパッカー崩れの貧乏アルバイター等、一部で底辺化する傾向にあるのではないでしょうか?)

    数年前には、「日本の皇室は英国と比べて閉鎖的で開かれていない。皇族たちは、煩雑で形骸化した宮中の儀式に明け暮れており、女性が天皇になる事もできない。秋篠宮は娘をキリスト教系の大学に入れたり、長男を学習院以外の庶民が通う学校に通わせているが、皇室の近代化はまだまだ不十分だ・・・」といった上から目線の報道も行っていました。
    (何故、欧米の方々に、「日本の皇室の近代化」は不十分だとか、欧米の水準に近付くようもっと頑張れとか、云々されなければならないのか?)

  2. きよしこ:

    何か事件が起きた時、「被害者にも非がある」などという言い方をされると「それは言い過ぎだ」と反論したくもなりますが、こと朝鮮学校の認可に関しては「認可したほうが100%悪い」と私の責任で言い切ってしまいます。文部省の「認可は危険」という通達も随分と甘い認識だなと思いますが、それらを無視してテロリスト養成所の設置を認可するのを許した都知事も国民も、国史上の消えない汚点そのものです。

    それにしてもこの期に及んでなお朝鮮学校を野放しにする都議会自民党はいったい何を考えているのでしょう?拉致問題解決の意志を捨て去った政党や政治家など無用の長物ではありませんか。都知事と首相が二人三脚でも何でも構いません、被害者ご家族が望んでいるのは、誰による解決かではなく「愛する家族との再会」ただ一つなのです。当然この問題に臆することなく真正面から取り組み解決に導ければ、安倍首相も小池都知事も間違いなく歴史に残る大政治家になります。特に小池知事は未だに目立ちたがりな印象も拭えませんが、この際もっともっと目立っていただきましょう。少なくとも都知事選を戦った増田・鳥越両氏には絶対に解決できない問題なのですから。