米国務省が自制? 牽制?

皇紀2676年(平成28年)8月5日

 一時は韓国が誇った「中韓の蜜月」は、やはりただの「韓国の対中隷属」だったに過ぎず、中共という「宗主国」のご機嫌を損ねた「属国」たる韓国の末路は、ひたすら哀れなのです。

 駐韓中共大使館がこのほど、韓国の旅行会社が代理発行した招聘状で申請される韓国人の商用査証(ヴィザ)を全面的に受付中止とする方針を、一方的に韓国側へ通達し、実行に移しました。

 つまり、中共共産党支配下に現地法人があるか、或いは中韓合弁の企業でもあれば招聘状発行にほぼ問題はありませんが、打ち合わせなどの商用で訪中したい韓国人の多数が渡航できなくなったのです。極めていやらしい制裁的措置と申せましょう。

 その理由は、韓国が終末高高度防衛弾(THAAD)を配備する方向に舵を切ったことへの対米非難があり、三日午前の北朝鮮による中距離弾道弾発射も、これへの牽制が理由の一つだったと考えられます。

 もうそれだけのことで「韓国人お断り」という憎悪扇動(ヘイト)を中共がやったのです。さんざん「ヘイトスピーチ反対」を訴えてこられたわが国内の活動家諸氏は、必ずこれに抗議してください。もしやらないならば、中韓の「対日ヘイト(反日)」に対する私たち日本人の反応だけを差別するヘイト活動だったと認定せざるをえなくなるでしょう。

 http://www.yomiuri.co.jp/world/20160804-OYT1T50135……
 ▲讀賣新聞:米国務省、稲田氏に15日の靖国参拝自制促す

 ところで、この讀賣新聞社配信記事は、何かおかしくないでしょうか。国務省のマーク・C・トナー副報道官が、稲田朋美防衛相が靖國神社を参拝する可能性について「自制を促した」とあるのですが、彼の発言のどこにもそのような部分はありません

 因みに、朝日新聞社(該当記事)も毎日新聞社(該当記事)もそれぞれ「牽制した」「牽制した格好だ」と断定していますが、産經新聞社(該当記事)だけが発言をそのまま書いて「と答えた」と締めくくっています。意図的な世論誘導を排した公正な報道という点に於いて、産經が正解です。

 他社のやったことは、まさに「米国様のお気持ちを忖度してみました」という誤誘導であり、言ってもいないことまで言ったとされ、現行憲法(占領憲法)下のわが国に対して米政府が何かを「厳命した」とされることは、実のところ米政府が避けたがってきました。だからトナー副報道官は、発言をぼかしたのです。

 これらの報道を受け、もしわが国で「反米」機運が盛り上がってしまえば、朝日も毎日も讀賣も米政府からそれこそ「お叱り」を受けるでしょう。記者クラブ制度で横一列に同じことを書いていれば怖いものはない、とはいかないのです。

 実際のところ歴代大統領がアーリントン国立墓地を参拝する米国に、靖國参拝を牽制されるいわれなどありません。何度でも申しますが、過去のいわゆる「政府命令で戦没した方がた」を現政権が「無視します」ということのほうがよほど癒しも和解もない話であり、まず私たち国民を莫迦にしています

 中韓の対日ヘイトに屈してまで私たち国民を莫迦にする政府などいらないのです。

スポンサードリンク

『米国務省が自制? 牽制?』に3件のコメント

  1. くろねこ:

    こんにちは。中韓の反日ヘイトプロパガンダは世界中、特に北米、オーストラリアこれからはヨーロッパで正定事件というものを題材に行われています。日本国内ではすでに多くの部分で内から侵食されていますよね。全国で展開されている中韓の土地不動産買い入れ。11府県では国籍条項は無くなりこれらの人々が公務員になって自分の都合のいいように条例を変えていっているそうです。
    全てにおいて政府と役人の弱腰な姿勢が問題となっているように思います。ある保守系の人達は自虐史観が基本にあるからと説明していますが、私はそうは思えません。とにかく毅然と出来ないことと愛国心が少ないことが問題だと思います。
    同じ敗戦国、ホロコーストのような悪事を働いたドイツはすでに50回以上も憲法を変えたそうです。政治家たちの態度も毅然としていますね、基本的に。他国に媚びるということがありません。移民や難民にも教育の制度を提供してとにかくドイツの生活とやり方に合わせるように目指しています。これは外人の管理が徹底してるからです。
    中韓などからの雑音など気にせず毅然した輝く日本、早くそうなってほしいです。
    ありがとうございました。

  2. 心配性:

    稲田大臣は、イスラエルでは「ネオナチシンパ」でしたが、インドでも「歴史修正主義者」、その他フランス語やスペイン語でも「危険人物」として大きく報じられてしまったようです。
    当然アメリカメディアは「靖国参拝」を懸念しています。
    まるでフランスのルペン党首が防衛大臣になった様な大騒ぎです。
    先日も書いた通り、日本人左派ジャーナリストや、在日欧米人記者がそうした偏った報道や、ある種「陰謀論」を好んで海外向けに行っている事もヘンテコ報道の一因です。

    昔はそうではなかったでしょうが、今では日本に住む欧米人記者らの‶活躍”により、例えば「百人斬り」、或は「20万人性奴隷‶強制連行”」、「南京の犠牲者30万人」こうしたものに素朴な疑問を抱くだけでも、或は日本会議のメンバーだというだけでも「危険視」され、「歴史修正主義者」のレッテルを貼られるご時世です。
    本当の意味で丁寧な取材のできる「知日派」は一人もいなくなったのではないでしょうか?

    恐らく、海外メディアは、稲田氏が辞任するか、彼女が靖国参拝をやめるか、日本会議が解散するまで叩き続ける事でしょう。

    小池都知事については「アラブの友」とか「初の女性と知事」とか「女性差別に勝った」といった好意的な報道も多いですが、やはり「タカ派」的な語られ方がされていますし、ネットの世界でも「排外的で外国人嫌いな日本会議絡みとはけしからん」といった認識を示す外国人もいました。
    それにしても「日本会議」はいつの間に世界中で有名になったのでしょうね?
    やはり日本に住む欧米人記者が、「日本会議は帝国主義復活を目指し、国民の人権をはく奪し、朝鮮民族を追放する事を望む組織で、日本の隅々まで支配している」といった「陰謀論」を英語で展開している事と無関係ではないでしょう。

    また、小池知事に関しては、共産党や民進党の支持者と思われる人々が、「小池都知事がカイロ大に在籍した記録は無い」だの、「彼女はアラビア語をまともに話せず通訳に頼る」とだの、デマや噂を根拠に言いふらしていますが、さすがにそれはやり過ぎでしょう。
    カイロ大出身者らからもこれらを否定する意見が相次いでいますが、無視するべきではありません。

    「小池氏当選は誇り」=カイロ大関係者が祝福ー留学先エジプト【都知事選】
    http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100016&g=pol

    يوريكو كويكي – رئيسة جمعية الصداقة اليابانية الليبية
    https://www.youtube.com/watch?v=_GC9KjFIKns&feature=youtu.be

  3. 心配性:

    先ほど、共産党や民進党の支持者と思われる人々が小池知事の学歴詐称を吹聴していると書き込みましたが、そうした噂の発端となった方が拡散を希望しているようなので、ここに貼っておきます。
    この方があるタレントさんに対し、不完全な資料の写真や真偽不明の文書のアラビア語訳を依頼した事が原因のようです。

    Fanis Politis‏@SophiazoeVega
    【拡散願います】テレビで提示された小池百合子氏の卒業証書の比較的読みやすい画像を検討した結果、カイロ大学を卒業している確度がかなり高いことが判明しました。お騒がせし申し訳ありませんでした。以下↓に試訳を載せます。#小池百合子

    https://twitter.com/SophiazoeVega/status/760916668830724096