嘘報道?ダッカテロの真実

皇紀2676年(平成28年)7月6日

 http://www.sankei.com/world/news/160705/wor160705……
 ▲産經新聞:【ダッカ人質テロ】人質のはずが…実行犯の側でタバコふかす元大学教員、学内で過激派募集容疑で解雇

 バングラデシュの首都ダッカで起きた破壊活動(テロリズム)事件で、改めて亡くなられた全ての方がたに衷心よりお悔やみを申し上げます。生きて祖国の地に帰ることができていれば、どれほどよかったことでしょう。

 今回の一連の報道で大きな違和感をおぼえるのは、まず惨劇の舞台となったカフェ・レストランがあるグルシャン地区の治安に関する情報と、次に人質テロといいながら犯人たちの要求は何であったかという二点に集約されます。

 後者に関しては、実は全く何もなかったのです。富裕層出身の犯人たちは、レストランへ入るなり外国人を次つぎに射殺しており、コーランの暗唱ができなかった者を殺害したというのは、バングラデシュ人(今回の場合正確にはベンガル人)犠牲者のことで、日本人も伊国人らも問答無用に殺されています。彼らは、人を殺すことが目的で立てこもったのです。

 そして、各国大使館や多くの外資系企業を抱えるグルシャン地区は、確かに治安の良いほうですが、夕方以降は少なくとも外国人が出歩いてよい環境にありません。外務省は昨年十月四日時点で、バングラデシュ全域に「レヴェル2(4段階中)」の渡航情報外務省海外安全情報参照)を出しており、この情報発信直前に同地区で午後六時過ぎ、伊国人が射殺されています。

 よって報道各社が伝えている「高級住宅街」といった印象を一旦払拭して考えるべきであり、独立行政法人国際協力機構(JICA)は、最も正確な情報を派遣した者に伝え、身を護る行動を徹底させる必要がありました。JICAの責任は重く、被害者面など許されません。

 それさえできていれば、五月三十日に外務省が出した「イスラム過激派組織によるラマダン期間中のテロを呼びかける声明の発出に伴う注意喚起」に従い、夜九時過ぎに同地区のレストランで女性を含む日本人数人が食事をしているはずなどなかったのです。JICAは、これを「血の流れた教訓」としなければなりません。

 今回のテロには、野党各党とテロ組織、或いはテロを扇動する大学との関係が指摘されており、起きたというより「起こされた」ものでしょう。

 参議院議員選挙期間中の街頭演説で、安倍晋三首相に対して「帰れ」「アベ政治を許さない」などの野次を飛ばす連中が各地で組織化されているようですが、これも一種のテロです。言論と表現のうちに済んでいればよいですが、暴力化するとダッカテロに似た様相を呈します

 特に昨夏以来、わが国でも大学生らが「反日」「反安倍」活動に駆り出され始めており、危険が対岸の火事ではなくなっているのです。

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『嘘報道?ダッカテロの真実』に3件のコメント

  1. 心配性:

    「テロリストを利するだけ」というのを知っていますので、今回は、多くのリベラルな方々も、またマスコミも「たまたま現場に居合わせたのであって、日本人だから狙われたという事ではない」「バングラディッシュはもともと親日だが、テロリストは別次元の発想で動いている」という事を強調しているようですね。

    ここぞとばかりに「政府のせい」「日本人だから狙われた」を強調する日本人や外国人もいますが、例え後藤さん・湯川さん人質事件の時の総理の不用意な発言や、「有志連合」への参加がある種の「引き金」を引いたとしても、これを強調し過ぎるとISを喜ばせるだけですね。
    「しめしめ、日本のマスコミが大騒ぎをして俺たちを宣伝してくれているぞ!またやろう!」となってしまう。
    そして、バングラディッシュから日本を追い出したい中国政府が喜ぶだけです。

    > 今回のテロには、野党各党とテロ組織、或いはテロを扇動する大学との関係が指摘されており、起きたというより「起こされた」ものでしょう。

    「煽動」程怖いものはないですね。

    後藤・湯川両氏人質事件で日本中が騒然としていた時、ISがツイッターで「反安倍デモ」の様子や、某若手男性左派議員の呟きを拡散していました。
    当時、ISは意外にも、日本の安保法制を巡る状況などに詳しいのだな、と感心していたのですが、内部に日本語が解る者や、外部から「告げ口」をする者がいたのではないか?と疑っていました。
    恐らく、面白半分の野次馬(当時多かった)や、「外圧」を利用したい反日系や極左系の人々による「ご注進」ではないかと思いました。

    国連や欧米マスコミに告げ口をして「外圧」として利用するというのはよくあるケースでしょうが、テロリストや保守的なムスリムの反日感情を煽ったりして「外圧」に利用するのは大問題であり、御法度も御法度です。

  2. ノッポ:

     ・最近選挙演説中の総理の妨害、候補者のポスタ-掲示板の赤ペンキの落書き、ポスタ-の剥がし、自民党片山さつき氏の妨害等々保守系の政党がやられています。こんなことを野放しにしておくともっとエスカレ-トするだろうと危惧されます。厳罰を処するべきと思います。

     ・バングラデシュでのテロについて、他ブログでも指摘されてますが、ラマダンの最中午後9時を過ぎて、特に女性が悠遊と外で食事などもってのほか、認識の甘さと情報収集能力の低さが招いた悲劇、JICAの怠慢が最大の原因だと、現地を良く知っている人がおっしゃっています。これは、人質事件ではなく(要求が何も無し)、ただ殺すことが目的。男性は銃殺され、女性はレイプされながら首を斬られた。

  3. やす:

    こういう形で亡くなられた方は本当にお気の毒としか言えないですね
    今回の事件はテロというよりは、単なる猟奇殺人事件として扱うべきではないでしょうか
    テロという言葉は個人的に嫌いで、やっていることはただの暴力や殺人と何ら変わりないのに、テロという言葉で行為を正当化させているような気がしてならないんですよね
    新聞報道ではただ殺されたという事実だけ大きく取り上げられているだけだったので、遠藤さんの言うように、何の要求もなしに、ただ殺しただけならテロでも何でもありません
    あと今回の事件と安保法を結び付けて、安倍批判している人がいるようですが、安保法が成立する前から、日本人はテロの犠牲になっているんであって、日本人だけが殺されないと考える方がどうかしています
    今回の事件は、ほとんど事故みたいなもので、しかも防げた事故である その事故にたまたま日本人が含まれてしまったというだけのことでしょう
    安倍批判など的外れもいいとこです