共産党暴言と民進党の関係

皇紀2676年(平成28年)6月28日

 http://www.asahi.com/articles/ASJ6W5GB5J6WUTFK00K.html……
 ▲朝日新聞:「改憲の対案出せ? 現行憲法こそ対案」 民進・枝野氏

 朝日新聞社が一体どのようなつもりで民進党の枝野幸男幹事長のこの言葉(長野県松本市の街頭演説)をわざわざ切り取ったのかはともかく、「現行憲法(占領憲法)こそがわれわれの堂どうたる対案」などと恥ずかしげもなく言い切ってしまう感覚こそがまるで政治家足り得ていないのです。

 既にあるものを提示して「これが民進党の対案」などとは、全く私たち国民に通用しません。ならばはっきりと「民進党は、護憲政党だ」と宣言してください。しかしながら、それを避けたがる寄り合い所帯の政党ならではの理由は何でしょうか。

 http://www.sankei.com/politics/news/160627/plt160627……
 ▲産經新聞:【共産「人殺し予算」発言】与党は民共攻撃、民進党内からも「ひどい発言」 共産党の志位和夫委員長は「口頭注意し解決した」と強調するが…

 それが目下問題になっている日本共産党の藤野保史政策委員長による「(防衛費という)人を殺すための予算ではなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」という発言(NHK討論番組)に関係しています。

 与野党各党の参加者がこの発言に異議を唱え、撤回を求めましたが、藤野政策委員長は応じませんでした。また、志位和夫委員長も「あの発言は不適切だと考える」と釈明しながら私たち国民に詫びようともしません。その態度は、日韓の歴史問題に関する虚報を認めながら一切お詫びの言葉を掲載しなかった朝日新聞社にそっくりなのです。

 それもそのはずで、過去にも同様の表現を繰り返してきました。最近では、日本共産党中央委員会・基地対策委員会責任者の肩書を持つ小泉親司元参議院議員の講演会(奈良県大和高田市)を告知するチラシにさえ「陸上自衛隊は人殺しの訓練。奈良の若者が駐屯地誘致で自衛隊に狙われている」などと書かれていました。

 民進党は、このような日本共産党と組んでしまったのです。前述の番組の中でも民進党の参加者は、藤野発言に他党参加者と同様の強い抗議をしていません。沈黙して見送ったのです。それを翌日になって何人かの所属議員が批判を口にし始めるに至っては、改憲を騙りながら占領憲法護憲派の正体を明け透けにしてしまう「間抜け具合」にも通じるものがあります。

 わが国で健康的に憲法の議論が喚起されないのは、共産党や旧日本社会党(現民進党や社民党)のことほど左様にいい加減な「憲法観」が改憲を党是とする自民党を無理矢理にでも抑え込んできたためで、多くの国民が政治家にまやかされてきたようなものです。とりあえず占領憲法を「憲法」と認める仲間共で私たちを騙してきたと申して過言ではありません。

 もうこのような政治家たちは、一人も要らないのです。

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『共産党暴言と民進党の関係』に2件のコメント

  1. やす:

    そういえば共産党と同じ事を言っていた、テレビでも有名な某僧侶もいましたね
    「自衛隊は人殺しの訓練をしている」とね
    こういうことは交戦権のない今の日本ではなく、支那に言ってもらいたいですね
    こういう幼稚な考えしか出来ない時点で、自分自身が何を言っているのか理解していないでしょうし、早いとこ病院に行った方がいいかもしれませんね
    そもしも交戦権のない自衛隊が誰を殺そうというのでしょうか 理解に苦しみます
    結局現行憲法が作り出したのは、こういう防衛と人殺しを同じに考える病人を作り出しただけです
    共産党や民進党は是非支那で同じ事を叫んでみてください
    現実を思い知るでしょう

  2. 素浪人:

    ご無沙汰しております。

    遠藤様にお願いするのもセンエツなのですが、占領憲法と言うと曲がりなりにも正当な憲法の端くれみたいに聞こえますので、やはり占領基本法とした方が良いのではないかと愚考します。

    駄文にて失礼しました。