中共海軍尖閣に現れた理由

皇紀2676年(平成28年)6月10日

 http://www.sankei.com/politics/news/160609/plt160609……
 ▲産經新聞:【尖閣接続水域侵入】共産・志位和夫委員長「極めて重大」と中国批判し厳重抗議

 日本国憲法(占領憲法)第九条さえあれば平和で安全だと伺っていたのですが、この事態はどういうことでしょうか。中共がいよいよ共産党人民解放軍海軍艦をわが国の接続水域にまで寄せてきたのです。昨日午前から首相官邸も大忙しでした。

 日本共産党は、当たり前に沖縄県石垣市尖閣諸島を「わが国の領土」としているので、中共共産党に抗議したというのですが、志位和夫委員長が「領土を巡る紛争問題が存在している海域」と述べてしまうところに、中共共産党の手下の性分が露呈してしまいます。

 ではまず、一体何が起きたのでしょうか。

 http://www.sankei.com/world/news/160609/wor160609……
 ▲産經新聞:【尖閣接続水域侵入】ロシア、北方領土交渉のハードル高める 中国との「反日」連携示唆で恫喝

 中共共産党海軍艦と同時刻に尖閣接続水域(日本領海外)にいたのは、露国の海軍艦でした。そこで「未だに親米反露」まっしぐらの産經新聞社が書くと、このような記事になってしまうのですが、実のところ露海軍艦は単にここを通過した(以前にもあった)だけで、むしろ共産党海軍艦は露海軍艦に反応して飛び出してしまったようなのです。

 伊勢志摩でのG7先進主要国首脳会談(サミット)首脳宣言への対日圧力(日本への嫌がらせ)といった意味合いであれば、もっと早くに手を出していたはずであり、ここで何度も指摘してきた通り中共は、海警局を悪用して日米が出てこられない巧妙な対日圧力を駆使してきました。その悪質な方針に変更のそぶりは、今のところ見られません。

 よって党海軍艦の出撃は、わが国に対してではなく露軍に対して行なわれたものであり、これで党人民解放軍の動き方が分かりました。今ごろわが国の官邸以上に北京が大変なことになっているでしょう。日米にこれほど明け透けになってしまったのですから。

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