北朝鮮ミサイル、中共も…

皇紀2676年(平成28年)2月4日

 http://www.sankei.com/world/news/160203/wor160203……
 ▲産經新聞:【北朝鮮ミサイル発射通告】“暴走”の責任を米国に転嫁する中国「ある関係国が一方的に制裁叫び」

 北朝鮮は二日、国際電気通信連合(ITU)や国際海事機関(IMO)に対し、今月八日から二十五日のうちに長距離弾道弾(北朝鮮は「人工衛星」と呼称)を発射すると通告しました。

 この日付は、わが国の旧正月、中共では「春節」と呼ばれる重要な祝日に始まっており、平壌入りしていた武大偉朝鮮半島問題特別代表の説得を無視した通告でしたから、まさに中共は面目丸つぶれです。

 外交部の陸慷報道官が述べた「自分たちのせいではない。ある関係国(米国を指す)がひたすら一方的に制裁と抑圧を強調する叫び声をあげたせいだ」というような言いがかりは、先月二十七日の米中外相会談の流れを受けたものでもありますが、よほど中共が失点を意識し、北朝鮮に対して腹を立てている証左でしょう。

 中共は、朝鮮戦争で自らがしたことをよく思い出すべきです。

 北朝鮮の弾道弾は、沖縄県先島諸島周辺の上空を通過すると見られ、防衛省・自衛隊が破壊措置命令に従って、まさかの事態に備えた迎撃態勢を沖縄県内にも敷く予定にしています。

 しかし、中共共産党人民解放軍は先月末日、情報収集機に改造した「Y-9(運-9)」輸送機と早期警戒機に改造した「Y-8」の二機を日韓双方の防空識別圏内(JADIZとKADIZ)に向けて飛ばしました。

 その際、自衛隊は戦闘機を緊急発進させて対応しましたが、韓国は無線警告に留めています。因みにこの情報は、統合幕僚監部によるもので正確です。

 韓国がまるで対応能力を発揮しない問題はともかく、共産党軍の目的は、北朝鮮の弾道弾に備えて出動している海上自衛隊イージス艦の性能を探るためではないかと思われ、北朝鮮を非難する前に中共もいい加減にせよ、と申したい。

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