TPP合意を手柄と思うな

皇紀2675年(平成27年)10月6日

 http://www.sankei.com/politics/news/151005/plt151005……
 ▲産經新聞:【TPP大筋合意】次世代の党・和田政宗幹事長「国益にかなうか国会で丁寧に審議する」

 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が大筋合意しましたが、そうです。交渉参加国のそれぞれが議会でこれを承認するか否かにかかっています。

 また「安倍政権を批判するな」とお叱りを受けるかもしれませんが、TPPについて自民党は、明らかに政権奪還時に示した公約に違反しており、交渉に参加して分の悪い話だと確認し後ろ足で砂をかけて出てくるということをしませんでした。

 参加した限りそのようなことをするのは非現実的だという意見に押され、よく粘ってきた甘利明担当相も特に日米に於ける今後の政治日程に合わせて妥結の機会を探ったようです。

 これで安倍晋三首相が掲げた経済政策の目標達成に陰りが見えてきました。内需回復を最大目標としながら域内での製造業の輸出戦略は、またしても国内を拠点としなくなる可能性が高くなったと考えるべきでしょう。

 農業もまた、もともと「強い産業」との認識が浸透していれば別の話でしたが、安倍首相が「やめる」と口にするまでコメの減反を実施させてきたような国です。これで地方創生も遠のきました。

 それでも安倍首相が「国家百年の計」と受け入れたのは、これを呑まない限りここへきて政権を潰されるというおぼえがあったからでしょう。あとは先述の懸念を全て吹き飛ばすような施策をいかに講じ、わが国が参加国の中で最も多くの利を得られるかにかかっています。

 方法は国会で潰すことしかない、とは申しません。合意内容の精査をしながら全ての項目について詰めていくことです。

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『TPP合意を手柄と思うな』に2件のコメント

  1. ゆき:

    米国民主党は左派のサンダース氏が出てきて面白くなった。民主党員はクリントンを初めとしTPPに反対である。40%の中産階級が消えかけていて1%の富豪が富を独占する米国を危惧するというサンダースのキャンヘ‐゚ンが受けている。一日2ドルで暮らす白人が米国に100万人もいるのがニュースになっていた。日本は郵貯にアフラックが窓口になるなど米強欲証券会社が入り込んできた。死守しようとした郵貯を株式に組み込まれ、お次は驚くほど多い農業品目の関税撤廃。遺伝子組み換えやホルモン剤を異常に投与した肉など私は食べたくない。安いからいいだろう? 日本人はいつからこんなにバカになったのだろう。ガン死がますます増えるだろう。株主優先システムの日本に換えられると韓国化するのではないか。中国が反日に動くとそれをよいことに売国奴安倍等自民が米国にすり寄る。対中国防衛がやっかいだからと米国にしがみつく余り、我を忘れてしまった日本。そう売国奴の嘘つきだ。安倍は。TPPが米国で通らぬことを祈る。

  2. ゆき:

    TPPのニュースを見るたびに日本の農業は終わりだと思う。なぜ関税撤廃品目をぎりぎり隠してまで締結にこぎつけたのか。安倍はそんなに首相の座にしがみついていたいのか。遺伝子組み換え作物が怒涛のように入って来る。
    この後には保健や医療の改悪が必ず待っている。この首相はやはり嘘が多く、夫人も淑女にはとても見えない品の悪さを感じる。内部留保を使えと財界に物申す傍ら、米国のハゲタカが在籍していた。もう完全にアメ公の手下だ。売国奴。