憲法の議論できない民主党

皇紀2675年(平成27年)10月5日

 http://www.asahi.com/articles/ASHB35R2CHB3UTFK004……
 ▲朝日新聞:改憲議論「しないというより、できない」 民主・枝野氏

 民主党の岡田克也代表は四日、北海道苫小牧市での講演で「他の野党と協力を進め、われわれが中心になって政権を目指す」などと語りましたが、もう二度と民主党中心の連立政権など誕生しません。

 多くの私たち国民は、鳩山由紀夫元首相と菅直人元首相だけでもう疲れ果てたのです。

 で、日本国憲法(占領憲法)について本年二月、「安倍首相との議論は危ない」と主張した岡田代表と枝野幸男幹事長の間で齟齬が生じていることが発覚していました。改憲私案を発表したことのある枝野幹事長は「建設的な議論をする余地はある」と述べていたのです。

 あれからわずか八か月。結局は枝野幹事長も「立憲主義を取り戻すことが大前提」などと理屈をつけて岡田代表と足並みを揃えました。彼は改憲による革命を諦め、党執行部一丸となって「反安倍」という「守り」に入るほうを採ったのです。

 以前にも申しましたが、彼らはとにかく安倍晋三首相の改憲案には何でも反対なのであり、他人の話を聞く耳など持ち合わせていません。

 もちろん自民党の改憲草案は酷い仕上がりです。余計な文言が多すぎて、とても国民投票で賛成を得られる代物ではありません。だからこそ自民党の西田昌司参議院議員のような無効論者も交えた憲法論議をするのが立法府の務めであり、それをこのような態度で最初から否定する枝野幹事長のような者は立法府に置いておけないのです。職場放棄と同じなのですから。

 立法府を何だと思っているのでしょう。予算と法律を決めるところで珍妙なパフォーマンスだけが仕事だとでも思っているなら大間違いもいいところでしょう。

 立憲主義がどうのというのなら、まず占領憲法九条の解釈変更で自衛隊を合憲としたことなどに改めて見解を述べてもらわなければなりません。それを出来もしなかった民主党に今さらわが国の立憲主義をくさす資格など全くないのです。

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『憲法の議論できない民主党』に3件のコメント

  1. yuyu:

    保守系の憲法問題に関する総まとめとして下記サイトを推薦します。

    日本国憲法改正問題
    http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/89.html

  2. ゆき:

    スレ違いだけれど、ちょっと物悲しいお話を。今年からある自治体で、虐待で施設に保護される児童の学習支援の予算が付いた。これまで学習支援は放置されていた。友人が最大3週間保護される施設に勉強を教えに行くことになった。週1日行くだけだが、その8歳の男の子は「○時から20分間はおやつの時間や。」と嬉しそうに伝える。その時間が来ると休憩にして、友人が覗きに行くとシェルターの係員は「もう大きいからおやつはないのです。お茶だけ」と言い、男子を見るとそれでも椅子に乗って皆と歓談していた。きっと悲しかっただろう。何億と言う金がオリンピックや海外支援金に使われる。わずか数十円のお菓子もこの子達の口には入らない程、自治体は金欠病なのだろうか。日向で生涯過ごす人間にはわかりえない悲しみが日本にはある。

  3. ノッポ:

    民主党 枝野幹事長の笑っちゃう保守宣言!
    「保守は歴史と伝統を重視する。保守は民主党でしょ、とそろそろ言いたい」。民主党の枝野幸男幹事長は4日、さいたま市内で講演し、こんな見解を示した。来年の参院選で保守層を取り込む狙いで「多神教である日本は古くから寛容と多様性と支え合いを重視してきた。私がその保守本流を継いでいる」と訴えた。

     共産党との選挙協力が取り沙汰される中、保守票が逃げるのを避ける思惑がうかがえるが、講演後、共産党との連携について記者団に問われると「立憲主義の破壊と戦うという点は保守だろうが革新だろうが関係ない。別次元の話だ」と含みを残した。
    (2015/10/4 日経新聞)