鳩山元首相・枝野元長官だ

皇紀2675年(平成27年)3月7日

 http://www.sankei.com/politics/news/150306/plt150306……
 ▲産經新聞:民主・枝野氏、クリミア訪問計画の鳩山元首相を「元自民」と突き放し 「今は民主にも属していない」

 私は露国に対する欧米、特に米国発信の情報には悪質な印象操作が潜んでいるということを、何度も警告してきました。わが国の報道が決して取り上げない現地の声に耳を傾けますと、ウクライナこそが力による現状変更に及び、ウクライナ軍が国境付近でさかんに露国へ向けて攻撃していたことが分かっています。

 旧クリミア自治区で起きたことは、そのようなウクライナからの脱出であり、母なる露国への帰還でした。だからこそ中共の習近平主席の所業と露国のウラジーミル・プーチン大統領の行動はまったく別物なのです。

 しかし、私は親露派ではありませんし、日露講和を目指す安倍晋三首相の方針を支持する中で、領土交渉に於いて「千島列島全島と南樺太はわが国にいまだ帰属」という国際法上の原則を堅持するよう主張してきました。

 それでこそ交渉は進むのであり、露国も自国なりの解釈を言い張ることで交渉開始を示唆してきたのです。にもかかわらずそれを事実上棚上げにしてしまったのは、中途半端な日本政府のほうでしょう。

 ですから民主党政権下の鳩山由紀夫元首相の言動は、むしろプーチン政権を喜ばせるものではありません。単なる「安倍政権批判のため」であることが明け透けですから、まともに相手にされることはないでしょう。

 プーチン大統領が最も嫌うのは、平気で「国を裏切る守銭奴」です。鳩山元首相はおもいっきりそのタイプであり、民主党政権の責任をまるで感じていないような発言が平然とできる民主党の枝野幸男元官房長官もまた同類と言わざるをえません。

 鳩山・枝野両氏のような人物は、露中で何かの場に招待されることはあっても、人ではなく道具の扱いしか受けないでしょう。

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