外資に遊ばれた韓国経済

皇紀2675年(平成27年)2月10日

 http://www.sankei.com/economy/news/150207/ecn150207……
 ▲産經新聞:韓国の「破綻」指標が急騰…11カ月ぶりの高水準は経済崩壊の兆しなのか?

 タイ(泰)王国のプラユット・チャンオーチャー暫定首相が本日までの日程で来日中です。安倍晋三首相との首脳会談が九日、官邸で開かれ、ミャンマー(緬)南東部のダーウェイ経済特区開発に関する日泰の連携継続を確認しました。

 以前から申してきましたように、民政復帰を公約しているプラユット暫定政権に対し、たとえ米政府が何を言おうと、泰内部の特殊事情から単に「クーデターによる軍事政権」とはみなさず、日泰緬各国との経済連携を強化し続け、中共の「取り込み工作」に対抗していかなければなりません。

 プラユット暫定政権にとって、中共の手先と申しても過言ではないタクシン・チンナワット元首相の「亡霊」(関連記事参照)を払うには、カネがいります。

 なりふり構わず中韓にまで対泰投資の促進を呼びかけざるを得なかったプラユット暫定首相が本当に支援してほしい国は、日本なのです。その事情は、緬国政府とて変わりません。

 ウクライナ問題を深刻に煽られて日露の接近が足踏みしたように、泰王国内の政情不安がタクシン派(紅服派)によって扇動される度、日泰米関係を微妙なものにしてきました。背後に中共共産党がいるのは間違いありません。

 これと同様に、韓国の五年満期外国為替平衡基金債券のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムが高水準に達したというのも、これで毎度言われる「韓国経済ついに破綻へ」となるかは、「国境なき金融屋」「金融界の地球市民」たちが稼ぎ続ける限り、まだそうとは申せないのです。

 「国境を越える地球市民」は、それぞれの国民が格差拡大で大量に貧民化しても心にも留めません。産經新聞社の記事以上にCDSを分かりやすく説明しますと、賭博において国家経済が破綻する可能性につけられたオッズのようなもので、その商品ですから、誰かがこれで儲けるわけです。

 まして韓国経済は、わが国と違ってほぼ外資によって構成されており、正確にはサムスン(三星)もLGも韓国企業とは申せず、外資に弄ばれ続けば、このまま体裁を保ったとしてもほとんどの韓国国民に何らの利益ももたらしません

 その意味では、韓国の国民経済はとっくに崩壊しているのです。

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