国宝・重文の所在不明問題

皇紀2674年(平成26年)7月6日

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140704/edc140704……
 ▲産經新聞:重文109件が所在不明 未確認238件は再調査 文化庁

 わが国は、三月二十八日記事で申したように、膨大な国土が所有者不明の状態にあり、国宝および重要文化財(重文)指定を受けたはずの百九件が所在不明になっています。

 文化庁は、このほかの国宝・重文二百三十八件をまだ確認し終えておらず、さらに不明件数が増えるかもしれないと見通していますが、三年前の四月、長崎県内の寺院から盗難された重文に酷似した文化財が、韓国で国宝に指定されていることが分かった例もありました。

 個人所有のものを東京国立博物館などへ強制的に収蔵させることは極めて困難ですが、指定文化財の管理責任を明確にする仕組みは必要です。これも実は難しいのですが、原則は所有者とし、所有者が放棄した場合は国立文化財機構とするなど、いくつかの方法をただちに検討しなければなりません。

 今回分かった所在不明のうち三十三件が盗難だったという事実から、誰もが韓国のケースを思い浮かべるでしょう。わが国の隙が、日韓関係悪化の口実をもたらしたとも言えるのです。

 重犯罪をたくらむ者に、それを断念させる(その者を救うことにもなる)国家を目指すことが、本当の「積極的平和主義」ではないでしょうか。

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高円宮憲仁親王妃久子殿下「鳥の写真」展

 平成二十三年度博士課程で芸術文化学の学位を大阪芸術大学で御取りになった高円宮の憲仁親王妃久子殿下は、現在同大学の客員教授をなさっています。

 高さ日本一となった超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)に開設された大阪芸術大学スカイキャンパス(二十四階)にて、久子殿下の写真展が開催されることになりました。

 日 時 平成26年7月9日水曜日~7月27日日曜日
      連日午前11時~午後19時
      (ただし、初日は午後14時。14日月曜日と22日火曜日はお休み)
 場 所 大阪芸術大学スカイキャンパス (あべのハルカス24階)
      大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
 入場料 500円
 主 催 大阪芸術大学

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