JR北海道でまた悲劇が…

皇紀2674年(平成26年)1月16日

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140115/crm140115……
 ▲産經新聞:元JR北海道社長が自殺か? 現相談役、余市港で発見

 十五日午前八時二十分ごろ、北海道余市郡余市町港町の港内で男性のご遺体が浮いているのが見つかり、道警察は指紋照合から元JR北海道社長・会長の坂本真一相談役と確認しました。

 私は旧年十二月二十五日記事で、JR北の労働組合(最大規模のJR北海道労組など四つも存在)が業務の主導権を掌握し、業務停滞を目的とした破壊活動(サボタージュ)に及んでいる可能性を指摘しています。

 その中で、平成二十三年九月には中島尚俊社長(当時)が自殺に追い込まれたことも申しましたが、またもJR北の社長経験者が自殺したと見られるのです。

 昭和二十四年、大東亜戦争後の連合国軍による占領統治の思惑が絡んでいたとされる、世に「下山事件」「三鷹事件」「松川事件」と呼ばれる日本国有鉄道(国鉄)時代の三大迷宮入り事件が相次いで発生しましたが、占領憲法(日本国憲法)とともに鮮烈に登場した現労組の存在と、それを許したはずの実質米軍が「反共」を強化させたことが著しい国情の歪みをもたらし、当時の国鉄総裁や乗員、三鷹駅周辺住民を次次と殺しました。

 これら事件の真相は、今も藪の中です。一方、坂本相談役は函館線の脱線事故を端緒に発覚した破壊活動の実態が明らかになって亡くなり、中島元社長も石勝線の特急脱線火災事故から業務改善へと向かう道半ばでの自殺でした。

 平成二十三年九月といえば、道警の不祥事には必死になって告発状を提出しながらも北海道教職員組合(道教組=日教組系)からの献金虚偽記載事件を起こした民主党の鉢呂吉雄経済産業相(当時)が、いわゆる「放射能うつすぞ発言」で辞任したばかりです。

 北海道が抱えてきたいわば「労組強大化」の闇は、根底にはたらく者の環境が厳しいという事情があり、JR北も人員削減が進みすぎて、中島元社長は「労組との関係が民営化以来最悪だ」と自覚されていました。

 日本共産党はさておき、中核派や革マル派はこのような事情につけ込んで勢力を温存させており、一連の社長経験者の死と何らかの関連が疑われます。彼らを死に追いやるほど苦悩させたものが何であったか、ということです。

 旧年来もう一度申しますが、安全な公共運輸の確保という視点から、私たちはJR北の改組を政府に求めてもよいと思います。これ以上の破壊活動は、もう許せません。

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『JR北海道でまた悲劇が…』に1件のコメント

  1. しげる:

    自殺ではなく、他殺の可能性も充分に考えられます。
    警察にはしっかり捜査してほしい。