鴻池発言は皮肉が利いてる

皇紀2673年(平成25年)8月9日

 六十八年前の本日、米軍は長崎市に二発目の原子爆弾を投下しました。計画ではここが投下目標都市でなかったことはよく知られていますが、わが国では珍しく基督教徒の多い地区に目がけて彼らが最終兵器を使用したことは、私が思いますに、これをもって今日まで米国が二度と大きな戦争に勝てなくなった「呪い」のようなものを背負った瞬間ではなかったか、と。

 私たちは「罪を憎んで人を憎まず」とよく言いますが、よって米国が実行したことと言うより、大量虐殺を目的に核兵器が使用されたことに対して無批判であってはなりません。米国が自ら抱えた「呪縛」から彼らを解放出来るのは、わが国しかないように思います。

 好戦国家が核兵器を保有している現状は人類の未成熟を表しており、わが国が「非核」の実践を目的とした発言権を得るべく、世界で初めて平和国家として一旦核兵器を保有するという選択はありうるのです。この「一旦」が果たして何年続くかが、私たち人類の成熟と進化にかかる年数を明らかにするに違いありません。

 そのような覚悟を持たなかった従前の「反核」「非核」運動が全く功を奏さなかったのは誰の目にも明らかであり、私たちは被害者としてのあまりの絶望に思考を停止させてきたことを反省すべきではないでしょうか。

 わが国が核保有の選択をするか否かはともかく、世界平和を実践的に主張しない、主張出来ない占領憲法(日本国憲法)体制から脱却することは、未来に向けた大きな第一歩となるのです。

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 八日午後五時ごろ、職場の机の下に於いてあった鞄の中からけたたましい警報音が鳴り響き、皆のスマートフォンが一斉に「緊急地震速報」を伝えてはくれましたが、奈良県で大きな地震が発生するという警告は誤報に終わりました。随分と驚かされたものです。

 しかし私たちはこれに懲りず、自然の脅威にいつでも備えなくてはなりません。「またか」という油断が被害を拡大させるかもしれないのです。気をつけましょう。

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 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013080800948
 ▲時事通信:韓国のことわざ、逆効果に=自民・鴻池氏の引用に誤解

 日韓関係を悪化させているのがどちらなのか明確にすべく、安倍内閣は戦略的にわが国の国会議員を訪韓させていますが、ソウル特別市を訪問した鴻池祥肇元防災担当相は韓国国会の姜昌熙議長と会談し、「『発する言葉が美しければ、返ってくる言葉も美しい』という韓国の諺が好きでよく使う」と述べました。

 ところが、これは悪い言葉を口にした相手を非難する時に使うことが多い諺らしく、同国の聯合ニュースは「日本の最近の動きに対して韓国で乱暴な言葉が出ているので、日本も良い態度が取れないとのニュアンスだった」と伝えたということです。

 ここで私が注目したのは聯合の報道が控えめだったことであり、つい先日まではわが国の政治家が少しでも韓国を批判しようものなら道理を無視してでも誹謗する傾向にありましたが、外国人が諺の使い方を誤解するのは仕方がないと思うことを前提としても、韓国側がわが国に対して強硬であり続けることをやめ始めたのかもしれません。

 何度も申しますが、いくら中共に寄って行っても韓国が日米を味方につけないまま経済を安定させることは不可能であり、七月十一日記事でも申した通り、韓国旅行業協会らが自分たちの政府に対して日韓関係の改善を要望しているほどです。

 まさかとは思いますが、鴻池元防災担当相はわざと知らないふりをして皮肉を利かせたのではないでしょうか。外交上穏やかに、しかし確実に相手を牽制する手法として、これは「あり」です。

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『鴻池発言は皮肉が利いてる』に4件のコメント

  1. matu:

    原爆の投下は、二種類の実験をしたかったとか、ソ連への牽制だったとかいろいろあるようですが
    戦争を早く終わらせるためだった、なんていうのは明らかにプロパガンダ(責任逃れのごまかし)でしょう。

    広島と長崎については、先帝陛下皇后陛下のお名前から決定したとも言われています。
    (ヒロヒト、ナガコ)
    12月23日(当時の皇太子殿下のお誕生日)に東条英機らを殺害したのと同じ発想=皇室への憎悪呪いが感じられますね。

    キリスト教は、欺くための単なる手段であって、奴らにとって殆ど敵であったわけです。
    イエスが奴らに殺されたこと、その後ねじ曲げられてきたことからも分かります。

  2. 通りすがり:

    東京都・近県の保守系市民の皆様へ!!

    反ロシアデー抗議街宣In麻布

    北方領土も北海道もロシアだと言い出した、色の白い支那人、朝鮮人だとも言われる、ロシアに対し抗議します。

    日時8月9日(金) 16:30~18:00
    場所:神谷町駅2番出口付近(東京メトロ日比谷線)
    主催:日侵会
    ニコニコ生放送 

    近野滋之・民族主義者の警鐘
    http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/38048717.html

  3. kamekichi:

    アメリカが長崎に原爆を投下したのは、長崎がカトリックだったからだと聞きました。たぶん、「やらまいか」の高山さんです。キリスト教内の争いはものすごいそうです。ボストンテロも、チェチェン人の過激派がいると、プーチンが再三アメリカに警告していたのに、アメリカが無視したため起こってしまったテロだとおっしゃっていました。ロシアが正教だから、無視したのだそうです。キリスト教内の争うは日本人には理解不能です。

  4. matu:

    「ハイドパーク協定」(1944年9月18日)

    フランクリン・ルーズベルト米大統領とウィンストン・チャーチル英首相が米ニューヨーク州ハイドパークで会談し、日本への原爆使用と将来の核管理について申し合わせたもので、1972年に初めて公開された秘密協定である。

    恐るべきことに、まだドイツが敗北していなかった時期に、「日本への原爆使用」が決定されていたのだ。

    なお、この秘密協定が結ばれた時期は、ノルマンディー上陸作戦からパリ解放の歓喜に沸く時期であったから、ドイツの敗北は軍事的に決定的だったという説明がある。しかしドイツはその後もロンドンにV1ロケットを発射し、実際にドイツが降伏したのは、この7ヶ月以上もあとのことであった。また、日本の敗北が軍事的に決定的だったことも、同様である。
         ( ユダヤ教ラビ モルデカイ・モーゼ )