北朝鮮より先に中共が発射

皇紀2672年(平成24年)12月11日

 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121209……
 ▲讀賣新聞:中国が弾道ミサイル試射…対米強硬派を支持か

 わが国の内閣官房長官が「さっさと月曜にでも撃ってくれればいいのに」と言ったら北朝鮮は長距離弾道弾の発射を見合わせました。

 この問題を取り上げた最初に申しましたが、極寒の北朝鮮にとって冬季の発射はいわゆる「鬼門」です。本年四月に失敗したばかりで再度失敗を重ねれば、それこそ体制の維持を危うくしかねません。

 専門家からは韓国の衛星打ち上げが遅延になったこととの関係を指摘する声もありますが、むしろ先月末日に中共が大陸間弾道弾の試射を断行したことのほうが影響しているのではないでしょうか。しかも、その発表はつい先日の今月七日でした。

 人民解放軍の対米強硬派というのは、すなわち沖縄県石垣市尖閣諸島をめぐって対日強硬の主戦論を唱える一派であり、インターネット上で率先して他国に対して攻撃的な書き込みをしている現役軍人もいます。

 北朝鮮が宇宙開発において後手に回りたくないと思っているのは事実でしょうが、それよりも中共の出方と、それに対する米国の出方を探っているようです。いずれにせよ、ここで日本の出る幕はありません。

 石垣市役所では十日、一瞬誤って警報音が鳴っただけで中山義隆市長が市民の安全確認に飛び出してこられるという事態であり、推定で百名以上もの日本国民拉致被害者を取り返せないままであるにもかかわらず、わが国は北朝鮮に何ら働きかけることができないのです。

 一部の政治家が働きかけるのは闇の送金やその見返りばかりであり、これで私たちの生命と安全と財産を守る国会議員のつもりでしょうか。いかに占領憲法(日本国憲法)の有効状態の継続こそが危険か、もう一度よく考えて今回の選挙に臨みましょう。

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