韓国、日本に裏切られた?

皇紀2672年(平成24年)8月18日

 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120815-OYT……
 ▲讀賣新聞:日本に裏切られた…北に接近、李大統領を刺激?

 なぜ韓国の李明博大統領は島根県隠岐郡隠岐の島町竹島への不法な上陸を認められたのでしょうか。すなわち昨年の八月は「駄目だ」とされたのに、本年になって米国政府が見逃すに至った経緯はどこにあったのか、ということです。

 讀賣新聞社は、北朝鮮に残された日本人の遺骨返還と墓参問題を例に挙げながら、わが国政府が金正恩体制と水面下の接触を始めたことに韓国政府が「日本に裏切られた」と思ったためだと書いていますが、肝心要の「事の発端」が抜け落ちています。

 それは韓国政府が「もう期待しない」と切り捨てた民主党そのものの行動であり、つまり平成十九年から主として翌年にかけて民主党本部が小口に分けながら国内の政治団体や自称・市民団体を使って北朝鮮へ送金していた事実の発覚です。(→真正保守政策研究所による調査報告を参照)

 この事実はわが国の各情報当局だけでなく米国の中央情報局もつかんでおり、韓国はここから情報をもらっていたのかもしれません。北朝鮮に対して強硬な態度をとり、日米韓の協力関係を強固にしようとした李大統領にとって、北が経済制裁よりも恐れた金融制裁の米国による実施に余計な救いの手を差し出した日本の民主党こそ日米韓連携を破壊した真犯人です。

 何度も申しますが、北朝鮮は再び韓国に「親朝(北)政権」を興そうとしており、李大統領は崖っぷちに立たされています。竹島や天皇陛下への不敬な態度は、文字通り「溺れる者は藁をもつかむ」という死にかかった人間の断末魔に他なりません。韓国の大統領は死を前にすると必ず「反日」で息をしようとする、その程度の存在なのです。

 死と「反日」への引き金を引いていたのは、実は民主党でした。共和党と民主党の政策の違いこそあれ米国政府も一貫してこれは面白くありませんでしたから、李大統領の暴挙を見逃すに至った可能性があるのです。現に彼はかつての通称「ラスク書簡」を無視して不法上陸してしまいました。

 日朝国交正常だの、拉致事件ばかり言ってはいけないだの、そういうことを言っているから日韓関係は壊れたのです。これは道理の分かっておられる方に当てて申しているのではありません。毎日のように私の記述を監視に来ている約三千人(七月下旬の全アクセス解析結果に基づく)の「反伝統保守」の徒たちに申しています。

スポンサードリンク

Comments are closed.