国民を置き去りにする病気

皇紀2672年(平成24年)6月30日

 本日も時間の都合がつかず、記事更新を簡略化しますことをお許しください。

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012062900250
 ▲時事通信:11年度復興予算、4割が未執行=事業、想定通り進まず-復興庁

 平成二十三年度東日本大震災復興予算十四兆九千二百四十三億円(事業費)のうち、五兆八千七百二十八億円もが年度内に執行されなかったそうです。その一部は不用として国庫返納されるとか。

 被災された方々にすれば、なぜこのようなことにされてしまったのか、まったく分からないと思います。

 私は震災発生後、復興に向けた決断は政令を出して即決していかないと、被災者がただただ「文句を言うだけの集団」になると申してきました。福島第一原子力発電所事故に絡み、もともと過疎化していた地域との兼ね合いから、新しい街づくり・耕作地および港湾整備は大胆にすべきだったのです。

 そもそも占領憲法(日本国憲法)では復旧までできても復興はできず、実のところ阪神淡路大震災後も復旧しかしていません。ですから、神戸の街は以前ほど「神戸ならでは」でなくなったのです。

 復興予算の事業費は、いわば公共事業に当たるわけですが、担当閣僚になった民主党の国会議員たちに扱いきれるわけがありません。被災地のみならず全国で社会基盤(インフラストラクチャー)の再整備が求められる中、これらを「悪」のように貶めて無視するよう(もはやそういう病気)では、決して経済は回らないのです。

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『国民を置き去りにする病気』に1件のコメント

  1. 元気:

    こんにちは。
    お忙しい仲、いつも示唆に富む記事をありがとうございます。

    置き去りにされても怒らない民度というか節度(?)と何より無関心と諦めが病気を深刻にしている気がしています。
    何より、日本国憲法が国民を置き去りにする病気をはびこらせているのだと思います。

    本能が劣化すれば治癒力は落ちます。
    本能を回復し、治癒力も回復しなければならないと思います。

    日本国憲法という名の占領統治法を無効とし、正統な憲法に原状回復しなければなりません。
    皇室の自治と自律も回復しなければなりません。

    ますますのご健勝を願っています。