政府が韓国元慰安婦と接触

皇紀2671年(平成23年)12月10日

 http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2011/12/07/0400……
 ▲聯合ニュース(韓国):日本政府 元慰安婦と接触=基金方式の補償提案か

 玄葉光一郎外相は7日、衆議院外務委員会で、韓国政府が「元従軍慰安婦」と自称している者の賠償請求権を中心とした戦後補償問題の協議を日本政府に提案していることについて、わが国の外交官が彼女らの話を聴くため、一人一人と接触していると明らかにしました。

 滞在時間わずか11時間の訪中でも厚遇を受けた玄葉外相は、先月29日にもわざわざ招聘した豪州の元捕虜の方に謝罪したばかりですが、「朝鮮王朝儀軌」などの古文書1200冊を韓国政府に引き渡して対日感情の改善を期待する程度の政治家です。

 しなくてもよいことどころか、してはならないことしかしない民主党政権の真骨頂とでも言うべき事業が、外務省で始まったと申せましょう。

 昭和40年6月に締結された日韓基本条約で、わが国政府は莫大な在韓日本資産の放棄に加え、当時韓国政府予算の3倍に相当する約11億ドルもの無償資金供与と借款を韓国政府と合意し、韓国が対日請求権を放棄することもすでに確認されています。

 野田政権と李明博政権がやっていることは、何食わぬ顔でこの条約を破棄する内容であり、ならば日韓の国交を断絶してからにしてもらいたいのです。

 そのようなことを一体誰が望んでいるのでしょうか。いや、対日賠償請求を叫び始めた盧武鉉政権以降、韓国人が条約破棄を望んでいるならば、わが国政府はそれを無批判に受け入れるということなのでしょうか。これでは、日韓の対立は永遠になくなりません。

 条約締結当時の朴政権が、世に言う「漢江の奇跡」の実現に日本政府からの資金をつぎ込み、わが国が求めていた個別補償にはほとんど充てられなかったことや、元慰安婦を自称していた者への補償金など不要と判断したことは、まさしく韓国政府の問題であり、今さらわが国の外交官が何の目的で個別聴取するのでしょうか。

 また、2年前に韓国政府自身が対日補償要求を終了すると宣言したことまで、早くもなかったことになっています。

 何度も申してきましたが、国家間の重要な約束ごとをその都度破棄し、我田引水を繰り返されるようでは、もう何の約束も出来ません。従って今回の対日賠償請求にも、わが国政府は一切応じてはならないのです。

 それでも応じようとするところに、桑港(サン・フランシスコ)講和条約発効後も占領憲法(日本国憲法)の無効を確認しなかった法や条約に対する認識の系譜が垣間見られ、なぜ韓国が連合国から講和参加を拒絶されたかを考えもしない日韓両政府の姿がそこにあります。

 韓国政府の脈々たる不遜な態度は、占領憲法の主として第9条の内容が気に入らないから「破棄だ」と叫ぶ改憲論者(改憲右翼)のそれによく似ており、講和条約として有効な占領憲法を「破棄」すれば、米国政府は一気に対日不信をあらわにするでしょう。今まさに、私たちが韓国政府に「阿呆か」と感じている、これです。

 首都圏の航空管制(戦時下制空権)すら、その一部を米軍に抑えられているわが国が、そのようなことをして生きていられるわけもなく、結局彼らは米国に極めて従順に墜ちていきます。韓国政府が時々に吹き上げる対日補償話の裏に、李承晩政権のころから仲介してきた米国の思惑が存在していることにも全く不注意です。

 皆様は決してそうではないと信じて申しますが、占領憲法の「破棄」と「無効」の違いも分からない程度の者が、韓国政府の無法で莫迦げた数々の行ないをいさめるのは百年早い。

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『政府が韓国元慰安婦と接触』に1件のコメント

  1. 普通の日本人:

    困りすなあ。本当に。野田といいゲンバといい。
    戦後教育で育った、

    自称「自分はまともだ」派には…。

    煎じる薬が無い!

    なんとかは死ぬまで治らないらしいし。