シーシェパード取材するな

皇紀2671年(平成23年)9月2日

 http://www.sankeibiz.jp/econome/news/110830/ecc11083……
 ▲産經ビズ:「生活と誇り守りたい」 和歌山・太地町で追い込み漁、9月1日解禁

 暴力的な破壊活動(テロリズム)を繰り返す米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」が1日、複数の活動家を太地町へ送り込み、漁の妨害行為を再開させました。

 当日は、接近する台風12号の影響で、地元の「太地いさな組合」がこの日の出漁を見送っていますが、和歌山県警察は継続して警戒体制を敷いています。本当にご苦労様です。

 私は和歌山県民として、この問題を何度も取り上げてきました。その中で、かつて無理な畜産の例を挙げた際に「屠殺するための牛や豚と、鯨や海豚を殺すことは違う。そんなことも分からないのか」と、神経を疑うような反捕鯨支持者と思しき者の書き込みを目にしています。

 病原体に冒された牛や豚や鶏を刹処分しなければならないと命じられた畜産農家たちが、もともと屠殺するために育てた生命なのだから喜んで殺したとでも言うのでしょうか。捕鯨の類いだけを先鋭的、且つ暴力的に攻撃する思想の恐ろしさは、自然の恵みをいただいて生命の継承を守るという地球と生物の本質を全く理解していません。

 http://www.rbbtoday.com/article/2011/09/01/80534.html
 ▲RBB TODAY:ダリル・ハンナ、ホワイトハウス前の抗議活動参加で逮捕

 米映画『ブレードランナー』や『ウォール街』『キル・ビル』などで知られる女優のダリル・ハンナさんは、シー・シェパードの狂信的な支持者として有名ですが、加国と米国の石油パイプラインの設置に抗議して8月30日、逮捕されました。

 天然資源や捕鯨を絶対悪とする思い込み(或る種のカルト)が生み出した逮捕劇よりも、私は、映画『ベイブ』のほか名大統領役者でもあるジェームズ・クロムウェルさんがやはり逮捕されてまで外食産業による無理な家畜の扱いに抗議したことのほうこそ、よほど筋が通っていて共感出来るのです。

 動物愛護だと言うのなら、彼のようにとことん菜食を通し、まず米国の外食産業に抗議すればよいでしょう。しかし、シー・シェパードのようなテロ組織は、ひたすら無理筋でわが国を攻撃するだけであり、それを前にして国際機関からも託された調査捕鯨を中断させた日本政府は、まさしく無策・無能と断じざるをえません。

 シー・シェパードは、香港で先月11日から14日まで開かれていた国際食品博覧会「フードエキスポ(美食博覧)」の会場にも侵入し、クロマグロを販売していた日本の業者の営業活動を妨害しました。

 これに先立って7月15日には、英国の裁判所がシー・シェパードのテロ活動専用船「スティーヴ・アーウィン号」を差し押さえています。英連邦マルタの水産業者が、彼らを訴えて勝ったための措置ですが、わが国も提訴すべきです。

 今回も、メディア各社がシー・シェパードのテロリストたちにマイクを向けるのは、なぜでしょうか。中共が毒入り冷凍餃子事件で居直った際に行なった抗議活動では取材を受けたことがありましたが、大抵これらを無視するのに対し、反捕鯨活動は常に報じます。

 取材対象としての価値を見出し、彼らの異常性をあぶり出していくならまだしも、産經新聞社の上記報道に見られるような和歌山県民の想いを伝えるものがほとんどありません。

 テロリスト集団を取材している暇があるなら、民主党内閣打倒を掲げた国民(臣民)大行動を取材しに来いよ! 私たちに異常性を見出すなら、どうぞあぶり出してみて下さい。少なくとも私は真っ当で心穏やかなることしか世に訴えていないぞ!

 http://endokentaro.shinhoshu.com/2011/07/post2033/
 ▲遠藤健太郎オフィシャルブログ:菅民主党内閣打倒!大行動(7月24日記事)

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