今上陛下御生誕之記念日

皇紀2670年(平成22年)12月23日

 12月23日は、天皇陛下が御生誕になられた日です。本年本日をもって、天皇陛下は77歳になられました。天長節を奉祝し、謹んで天皇弥栄を祈念いたします

 http://www.yomiuri.co.jp/features/impr/im20101223_01_owxb0683gjsc9425.htm
 ▲讀賣新聞:天皇陛下誕生日会見詳報(2ページ)

 本日の一般参賀につきましては、天皇陛下が午前10時20分、11時、11時40分の3回、長和殿に御姿を現されますので、参賀者は午前9時30分より11時20分に皇居正門から入ります。午後は12時30分より15時30分まで宮内庁庁舎前で記帳の受付があり、坂下門から入場して下さい(宮内庁発表)。

 なお、御予定では皇后陛下、東宮の徳仁親王殿下と雅子殿下、秋篠宮の文仁親王殿下と紀子殿下も御姿を御見せになられるということです。

 天皇陛下は本年を振り返られ、まず高齢者の所在不明問題、鹿児島県奄美大島の豪雨被害、猛暑による熱中症の多発、宮崎県の口蹄疫問題で臣民を労って下さり、日本人2名のノーベル化学賞受賞、小惑星探査機「はやぶさ」奇跡の帰還、絶滅種とされていた「クニマス」奇跡の生存確認を讃えられました。

 余計な言及になるかもしれませんが、御自らも魚類の研究に打ち込まれてきた天皇陛下が、クニマスの生存確認に寄与した京都大学の中坊徹次教授のお名前のみならず、専門学校を卒業してからも一貫して魚類の研究を続け、ついに東京海洋大学客員准教授にまでなった「さかなクン」さんのお名前も挙げられたことは、あらゆる研究に励む多くの人々を勇気づけられたのに違いありません。

 また、天皇陛下は御自らの御体調について、加齢による症状を御話しになられ、重ねて高齢者への配慮を私たちに語られました。昨年は御即位20年の異例であらせられましたが、一昨年は御体調を崩されて御生誕日の御会見を御休みされましたので、実は3年ぶりにこの日の御言葉を賜ったのです。

 それにしましても、天皇陛下は「テレビのニュースなどで、アナウンサーの話していることは分かるのですが、他の人の会話はかなり字幕に頼ります。アナウンサーがこんなに分かりやすく話してくれているのかということを、以前は考えたこともありませんでした」と御話しになられています。

 私は思わず「下衆な連中の発言など、陛下の御耳に御入れするものではございません」と思いました。心から願うのは、皇室には雑音を御届けしないこと、皇室に於ける細かなことを知りたがり、論評したがる右翼と左翼がいなくなることです。

 ですから私は本日、一切政治的なお話しはいたしません。

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『今上陛下御生誕之記念日』に4件のコメント

  1. すずき:

    皇室のことを皇室の方々自身で決められないと言うのはおかしいなと思っていました。もちろん公の存在なので全部と言うわけには行かないでしょが、少なくとも意見をもっと言える環境を作って差し上げたいです。

  2. ストリートマン:

    朝「御料車」の番組を見ていましたが、最近のアナウンサーは敬語を使わない。意識的でしょうか?情けないことです。

  3. 心神:

               天皇陛下万歳\(^0^)/

  4. 羅漢山:

    新春を寿ぎ 謹んでご祝詞申し上げ
    遠藤健太郎殿の益々の健康とご多幸を
    お祈り申し上げます。