日本は生活そのものが芸術

皇紀2670年(平成22年)10月17日

 PHP研究所が発行している『月刊ボイス11月号』に、竹田恒靖氏と北野武監督の対談が10頁にわたって掲載されています。これは、竹田氏が連載しておられた「ジャパン・ルネッサンス」の最終回です。

 ここで北野監督は、豊饒の日本文化・精神の根源は天皇陛下であると言っておられます。さまざまな政治問題で氏と意見を違えることはあっても、この認識はまさしく正しいと言わずにいられません。

 私が北野監督作品で最も好きなのは、最初に受けた衝撃が今でも忘れられないのか『その男、凶暴につき』(平成元年公開)なのですが、その次に劇場で圧倒されたのは『座頭市』(平成15年公開)でした。まるで印象派の絵画のような撮り方に、それまでの北野映画にないものを見ることが出来ます。

 中には、主人公の市(ビートたけし)が金髪であることや、クライマックスの壮大なタップダンスを時代劇にそぐわないとして批判する向きもありましょうが、ここに北野監督自身の前言に込められた想いが表れていたのだと、改めて思いました。

 それは、生命を紡ぐ人々の田畑を耕す音、大工が受け継がれた技でもって家を建ててゆく音が次第に音楽となり、人の歩く(下駄の)音が律動を生む素晴らしさを、全身で表現されていることではないでしょうか。

 このことと天皇陛下が祭祀を司られる唯一のご存在でおわすことが無関係である筈などないのです。映画はそもそも非道徳的なものを扱い、大いに人間の潜在意識を揺さぶったりしますが、洋の東西を問わず作る者の精神的支柱を如実に表したりもします。だからこそ面白いのです。

 http://www.php.co.jp/magazine/voice/

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『日本は生活そのものが芸術』に2件のコメント

  1. matu:

    日本の根源は皇祖皇宗に連なる天皇陛下にある。竹田恒泰氏といえば、正統な伏見宮家の血を引く皇族と言って良い方です。昭和22年いわゆる臣籍降下された時11宮家ありましたが、現在男系男子で存続しているのはこの竹田家含め5家になっています。私達はただ皇室の有難さをかみしめているだけの恩知らずで良いでしょうか。この5家の男子の方々は皇族であり、それぞれ宮家となっていただかねばなりません。占領憲法や占領典範に従っていては、「国憲を重んじ国法に従い」になりません。正統な方々に正統な御身分になっていただきましょう。そうしなければ皇室の弥栄も御国の弥栄もありえません。

  2. ストリートマン:

    名言ですね。