かの国との正しい接し方

皇紀2670年(平成22年)9月30日

 今は黙って平成4年製作・公開の日本映画『ミンボーの女』を観るとよいでしょう。伊丹十三監督作品最高の大ヒット作です。暴力団による民事介入暴力と対峙する弁護士とホテルマンたちの奮闘が描かれました。

 サミット会場指定を狙う名門「ホテルヨーロッパ」の悩みは、ロビーが暴力団構成員だらけであること。なぜなら、彼らがゴネるたびに要望通りカネを払って解決してしまっているからでした。

 かといって対処法を知らない素人集団ではどうにもなりません。そこでホテルは弁護士(宮本信子)を雇うのですが、敵はさらに身構えてあの手この手を仕掛けてきます。逆恨みされた弁護士が刺される事件まで起きますが、彼らは決してひるむことなく、ついに暴力団を撃退するのです。

 最後の緊迫した場面で、冒頭では弱腰・腰砕けの典型だった経理課出身の暴対担当・鈴木(大地康雄)がこう言います。「親分さんがお忍びで来られるなら、我々も目を瞑ることが出来ますが、これほどあからさまに、それ(暴力団)と分かる恰好の方々と、怒濤を組んでロビーを闊歩なさるようでは、黙認するわけにはまいりません」と。そして会長(大滝秀治)や総支配人(宝田明)らが集結し、暴力団に一歩も譲らない彼らの姿が映し出され、決してつけこまれないホテルが完成しました。

 ここに基本概念としての外交の押しと引きが集約されています。

 確かに劇中の弁護士や、或いは伊丹監督ご自身のように、襲撃されることがあるかもしれません。それでも警察は懸命に法の範疇で出来うる限りの手助けを彼らに試みます。法は人を陥れるためにあるのではなく、人を救うためにあらねばならない、と。国家権力が心得ておくべき大原則ではありませんか。

 私たち民間の意識としても、もし仮に暴力団から大量キャンセルを受けたとしても、そもそも予約を受けつけたことを反省すべきであり、お忍びならまだしも、利用規約すら守らないような連中を当てにして商売する自らを恥じねばならないのです。とはいえ、かくも景気が冷え込んでいると、藁をも掴む想いなのはお互いに分からなくもありません。

 だからこそ政府としては、このような事態の横行を防ぐべく、暴力団に頼らない景気回復、すなわち「害国」に頼らない内需回復にまず取り組むのが基本なのです。私たちはそのように求めてまいりましょう。ただし、占領憲法下の、しかも民主党政権になんぞ何を言ってもどうせ届きませんから、物わかりのよい国会議員に頼むしかないのです。抗議活動よりロビー活動の一手!

「尖閣諸島を守れ」緊急街頭演説

 と き 平成22年9月30日・木曜日 本日です!

     17:00より

 ところ JR有楽町駅中央ロ(有楽町イトシア前)

 弁 士 たちあがれ日本 所属国会議員

 ※現場判断により、時間が前後する場合などがございます。

 ※問い合わせ連絡先=たちあがれ日本事務局 電話03-3582-8111

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『かの国との正しい接し方』に6件のコメント

  1. 古っ:

    一般市民とヤクザの戦いと、日本の対中国外交は似ても似つかないものですよ。だって、ヤクザは撲滅すべきものですが、中国は責め滅ぼす対象じゃないですから。ヤクザとの関係はヤクザの撲滅というわかりやすいゴールが決められますが、外交はそうはいかないです。帝国主義よろしく相手を屈服させるというなら別ですが、一般的な外交は勝ちすぎても負けすぎても良くないのです。完全に勝利することが目的の戦いとほどほどに勝つことが目的の戦いでは必要な戦略がぜんぜん違うと思いますよ。目的が違うのですから、押しと引きもまったく異なるものになると思ったほうがいいでしょう。

  2. ストリートマン:

    大東亜で懲りたと思っていたのですが・・・矢張り歴史・伝統・文化を大事にし、相手と比べて交友しないといけないのです。金に成るから出掛ける?相手は「止めた」と言ったら全部置いて来る、満州・北朝鮮の設備も20年は中国・北朝鮮を生かしていたんです。

  3. ストリートマン:

    日本の輸出入はGDP比、双方とも11%強、輸出大国でも輸入大国でも有りません。内需拡大が先ず必要、そして外国に出る為の「軍事力」は「悪」と言われようが、必要悪。

  4. MTL:

    1960年に中国で発行された、尖閣諸島の地図(尖閣と日本名で記されている)が、10月4日発売の『週刊ポスト』のモノクログラビアに掲載されるそうです。支那人による買い占めを阻止すべく、緊急拡散を呼びかけておられます。http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/

  5. 古い新しいじゃねー:

    中華人民共和国と名乗る国を撲滅しようとして何が悪い!!帝国主義とか関係ないわ!人民皆殺しとは言ってない!`古っ´のお花畑工作カキコこそ腐臭がするわ!巣穴に戻って二度と出てくんな!

  6. まぐまぐ:

    「古っ」さんの言う前提と遠藤さんの提示した基本的概念は全然違ってますよ。親分さんのお忍びは認めてる。ここが引きであり相手に与える逃げ道であり、暴力団を撲滅すべきかどうかは論の対象とはしていない。そうでないならば映画のセリフも間違ったことになりますね。勝手な前提を設けて論破気分とは何て幼稚なんでしょ。