民主党の君たちが一番無駄

皇紀2670年(平成22年)7月22日

 今回は映画・映像の話題は抜きにして、まずは以下のブログで見ていただきたい画像がございます。

 http://d.hatena.ne.jp/yuichi0613/20090716/1247679092

 ▲『シンプル・ミーディア』?yuichi0613の日記:ドイツの連邦議員会館ってかっこいいZE

 独連邦議会上院は各州の代表69人によって構成されていますが、特に首相の選出に大きな役割を果たす下院は、選挙によって定数603議席が決まるのです。日本の衆議院は定数480議席、参議院は242議席ですから、独国の上下両院より50議席多いわけですが、両国では人口規模が違います。日本の総人口は約1億2700万人で、独国は約8200万人(ともに平成20年の調査)です。

 まぁ「よそはよそ、うちはうち」ですから、選挙制度と併せて議員定数の問題は大いに議論すればよいのですが、他の先進諸国の議員会館に比べて日本の旧衆参両院議員会館のみすぼらしさは特筆すべきものがありました。

 まず廊下は古めかしい病院のように暗く、各議員に割り当てられた部屋は、職務遂行に必要不可欠な秘書たちと書類の山で、どこもかしこも狭苦しくて仕方ありません。議員食堂なんぞは昔の学生食堂風情で、今どきの大学のほうがよほど綺麗です。

 これが一国の政治を彼らに任せているわけではないのなら構いませんが、まるで米国統治領の自治会委員にでも割り当てられたような部屋では、どうりで占領憲法の何たるかにも気づかず、どこを向いているのか分からない政治しかできないものだと揶揄したくもなります。米国などの連邦議員と日本の国会議員との性質の違いとは、定めしこのようなことなのでしょう。

 確か民主党という名の新左翼革命政党は、新しく建設された衆参両院議員会館を無駄の権現のように非難していたはずですが、正体を隠して政権を強奪して以来、考えが変わったのでしょうか。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100721/plc1007212058010-n1.htm

 ▲産經新聞:仙谷氏「記者クラブの提供も無駄」と反論 豪華議員会館の無駄指摘に

 ことわざの「目糞鼻糞を笑う」とはこのことです。議員定数削減が仮に実現したとして、空き部屋を民間に貸し出し、議員会館のセキュリティーはどうするのか、或いはそのレヴェルに民間にも耐えさせることが入居の条件なのか、よく分からないことを言う仙谷由人内閣官房長官らの存在こそが一番の無駄です。

 立派な議員会館でいよいよ立派な仕事ができるようになるかが問題であり、官公庁の一隅を無料で借りているわけですから、正しい情報を配信できるかがメディア各社の問題でしょう。質問したほうも答えたほうも、互いにまったく分かっていません。

 たまさか独国の立派な議員会館を画像で拝見しましたが、昭和60年9月のプラザ合意(米国の膨れ上がった対日貿易赤字を解消させるために、日本政府が円高ドル安になるよう為替レートを屈米化させた対米売国行為)で、日本の中曽根政権がとことん米国のための経済政策をとって、のちに日本国民をバブル経済の発生と崩壊、その後の現在に至るまでの不景気の底へと引きずり落としたのに対し、独国のコール政権は金利を引き上げ、対米金融強調を拒否しました。

 あのころから鳩山政権も菅政権も何の進歩もしていません。民主党の「政治主導」は完全なる出鱈目です。製造業で日本に勝てる分野を極めて限定的なものにしてしまった米国が、デリヴァティヴ(金融派生商品)という名の賭博のような金融テクニックでカネを稼ぎ始めて以来、それがさも新しい経済の仕組みであるかのように日本も欧州も呑み込まれ、独国も金融機関に多くの問題を抱えてしまいました。

 それでもアンゲラ・メルケル首相はユーロや国債の空売りを禁止するなどして対抗していますが、菅直人首相は未だデフレの真っ只中で苦しむ私たちを無視し、かつて円高不況を煽って低金利を維持させて占領憲法の大親分=米国に貢いだ財務・大蔵路線のまま、捏造されたインフレ懸念に支配されているのです。民主党に経済の活性化などできるはずがありません。この連中こそが最大の無駄なのです。

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『民主党の君たちが一番無駄』に1件のコメント

  1. ストリートマン:

    民主党ホントに無駄ですね。円安・株安今の日本の状況を判断する能力も対応しようとする気もない。党利党略・衆議院宿舎の割り振りに野党だの与党だの、私利私欲の集団が議事堂近辺に「浮遊」している。子供手当・高校無料化見たな馬鹿な事をせず、倒壊寸前の学校補修、購買意欲を湧かせる金券でも「ばら撒く」、何でも環境にかこつけて日銀保障の補助制度で国民と企業を立て直せと言いたいですよ。多少の無茶でもやるべきでしょう。